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中国外交史

益尾知佐子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130322256
ISBN 10 : 4130322257
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

中国はどこへゆくのか?中国はいかにして世界と向き合い、グローバルな大国として台頭するに至ったのか。建国以来の中華人民共和国の対外関係の歩みを包括的に描き出す。

目次 : 序章 中国外交史を見る視点/ 第1章 向ソ一辺倒と平和共存五原則(1949〜1956年)/ 第2章 中ソ対立から中間地帯論へ(1956〜1964年)/ 第3章 反米反ソの革命外交(1964〜1969年)/ 第4章 反ソ国際統一戦線から「独立自主の対外政策」へ(1969〜1982年)/ 第5章 全方位外交の展開(1982〜1989年)/ 第6章 国際的孤立からの脱却と冷戦後世界への対応(1989〜1996年)/ 第7章 地域大国からグローバル大国へ(1996〜2006年)/ 第8章 グローバル大国としての模索(2006〜2012年)/ 終章 中国外交のゆくえ

【著者紹介】
益尾知佐子 : 九州大学大学院比較社会文化研究院准教授。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了、博士(学術)

青山瑠妙 : 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授、慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了、博士(法学)

三船恵美 : 駒澤大学法学部教授。学習院大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(政治学)

趙宏偉 : 法政大学キャリアデザイン学部教授。東京大学大学院総合文化研究科地域文化専攻博士課程修了、博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • BLACK無糖好き

    1949年建国以降の中華人民共和国の対外政策、対外活動の分析。対外協調路線と強硬路線が重なり合って現れる所を的確に掴んでいる。1950年代の平和共存外交の努力が毛沢東の革命外交で相殺され、1990年代後半から2000年代にかけての協調外交も、胡錦濤による「核心的利益」(国家主権、安全保障)擁護を打ち出した2006年の中央外事工作会議を分水嶺に転換されていく。「一帯一路」構想も胡錦濤時代までに積み上げられた実績の上に展開されているとの指摘。◇良質なテキスト、図書館本でなかったらずっと手元に置いておきたい。

  • 紙狸

    2017年刊行。中華人民共和国の外交の通史。学者の共著で学問的な裏付けがあり、かつ一般読者にも読みやすい。という意味で貴重な本ではないか。個人的に興味深かったのは、1956年にフルシチョフが行ったスターリン批判の外交への影響。中国側からすると、ソ連との関係悪化の要因は、スターリン批判にあったという。そうか、毛沢東はスターリンを基本的に評価し続けたのか、と学ぶ。中国は65年、北ベトナムに派兵していた(工兵、防空要員)ということも学んだ。

  • 犬養三千代

    中華人民共和国、建国から2012年くらいまでの外交を扱っている。 @国家の統一と領土の保全 A安全保障 B経済 Cイデオロギー この四点の視座からの読みとき。 何人かの人の執筆だか、どの章も読みやすい。 アメリカは別格として、ヨーロッパの国は「他所のことはほっておこう」だね。人権なんて絵に書いた餅。

  • papahaba

    著者が4人いるので一貫性はないが、イデオロギーと国内状況・国際外交環境下で「学習」「進歩」を続ける中国外交歴史の流れが分かる。この先、「お手本」がないので どうなるのか

  • ヂェフ

    中華人民共和国建国から習近平政権発足初頭までの流れを詳細に解説している。とてもわかり易い。現代中国の外交について理解しようとするとアヘン戦争から民国期までの対外関係の理解も不可欠なところではあるがこの本では終わりの辺に軽く触れられているだけなので岡本・箱田の近代中国外交史と合わせて読むのがいいのではないか(それでも30年代~大戦期の外交はカバー出来ないが) それにしても外交のノウハウがあまり無さそうな建国直後から中国がアメリカなどを相手にうまく立ち回っていたのには驚かされる。

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