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ISBN 10 : 4794969015
Content Description
未来を構想しそこに希望を見出すことが困難な時代。「希望だけがない国」日本で、希望を語るためには、なにが必要なのか?それぞれ時代の転換期に、未来への希望を語ることに並々ならぬ情熱を抱いていた哲学者、ブロッホ、スピノザ、シモーヌ・ヴェイユ、ハンナ・アーレント、マルクスの5人の思考の系譜をたどり、今の時代における希望のあり方をさぐる、来るべき未来を見通すためのテキスト。
目次 : 第1章 希望をもつということ―ブロッホ『希望の原理』(踏み越えるものとしての希望/ ユートピア夢 ほか)/ 第2章 喜びをもつこと―スピノザ『エチカ』(スピノザの背景/ スピノザにとっての神 ほか)/ 第3章 重みに堪えること―ヴェイユ『重力と恩寵』(重力/ 矛盾と対立 ほか)/ 第4章 愛をもつこと―アーレント『アウグスティヌスの愛の概念』(なぜ物的な愛が生まれるか/ 欲望の愛から、真の愛へ ほか)/ 第5章 未来を切り開くこと―マルクスの希望の冒険(マルクスの希望と革命/ 一八三七年一一月一〇日の書簡にある革命的希望とは ほか)
【著者紹介】
的場昭弘 : 1952年宮崎市生まれ。社会思想家。1976年慶応義塾大学経済学部卒。経済学博士。現在、神奈川大学経済学部定員外教授、神奈川大学経済貿易研究所所長。専門はマルクス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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