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国家の危機

的場昭弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784584133194
ISBN 10 : 4584133190
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

東日本大震災は思想問題だ。日本は今後どう変貌するか。過去1年強にわたって、マルクスを題材に「外部」について、様々な側面から討論していた的場昭弘と佐藤優が、東日本大震災をマルクスで読み解く。

【著者紹介】
的場昭弘 : 1952年、宮崎県生まれ。神奈川大学経済学部定員外教授。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士

佐藤優 : 1960年、東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。作家・元外務省主任分析官。外交官を務めるかたわら、モスクワ国立大学哲学部、東京大学教養学部で教鞭をとる。著書に『国家の罠』(新潮社、毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新潮社、大宅壮一ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 非日常口

    「『資本論』は資本家を対象に書かれている節がある」という一言にゾッとする。資本主義は収奪を正当化するために外部を内部構造のものと見せかけるが、原発事故という現実は外部にも中に入らぬ物があるということを私達に突きつけたのだろう。債務という檻から国を逃がさぬ構造。一方で資本は一定期間国に従事しても、自身がそれを越えられるのなら国家を飛び出すようになった、それがグローバリズムだ。公債化する証券市場がある一方、民意がクレクレと叫ぶエゴに成る。隣人を敵と見なすか、協力関係を結ぼうとするか、日常の自分を観察したい。

  • 1.3manen

    マルクス『資本論』の参考書を書かれた的場先生と、月に3〜500冊読まれる読書の達人佐藤先生の対談。共に尊敬できる先生たちの知に触れる好著。自粛という市民社会の論理(25ページ〜)。3.11で被災しない他の日本人は、努めてチャラチャラしないで節電に取り組んだのは確かだった。平和ボケとの自虐的表現もあるが、努めて冷静に、と。評者は国民国家について、国家は生き延びても国民が無くなってしまえば、元も子もないと思っていた。脚注が多彩な内容で、それらを追うだけでも相当知識がないと理解不能。国家という枠組みは頑固堅牢。

  • ひろゆき

    雑学。トクヴィルのフランス革命はブルジョア革命にあらずとか。ソ連末期に平均的な労働時間は三時間で、社会主義の一つの目標が達成されていたこと、など。そりゃあアル中増えるよね。旧東ドイツが多党制で、ナチスの改悛したグループや自民党などがあったというのは驚き。疎外論などはマルクス主義がヒューマニズムなのだよと言うためのとりあえずの論としか思えず私の興味の外。ましてやマルクスが出版しなかった「ドイツイデオロギー」の編集がどうとかは、研究者以外どうでもよいことかと。

  • Happy Like a Honeybee

    人間の顔がいいのは努力だが、頭のいいのは生まれつきか? 資本論やマルクスに通暁したお二人の対談。 内容は譲歩するとして。 経済学は庶民の学問ではなく、ブルジョアジー視点の学問とは鋭い指摘。 経済を担う人たちの利害を学ぶ術であるのだろう。

  • Akio Kudo

    ★ 迷ったがこの評価。非常に教養が必要とされる本。だが、一般人に分かるように書けていない。

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