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北欧史

百瀬宏

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784634415102
ISBN 10 : 4634415100
Format
Books
Publisher
Release Date
August/1998
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • coolflat

    13頁。地理的に北欧はヨーロッパ大陸から相対的に隔離されているが、18世紀以降、列強抗争における覇者の地位を滑り落ちた北欧に、次第にヨーロッパ大陸の紛争に対して局外中立の態度をとることで国内発展をはかることを保障したものこそ、この相対的な隔離という条件であった。北欧諸国は、近代列強の軍事的関心場となったバルカン半島とは対照的に、帝国主義時代の貿易の隆盛に乗じて工業発展を進め、第一次世界大戦に対しては中立を守ることによって、19世紀半ばの後発国的経済状態を脱して福祉国家へのひたすら歩むことができた。

  • 青雲空

    5カ国同時進行で書かれるとこんがらがる。難しい。

  • ゔぉるまい

    北欧という大国とは言えずとも存在感を放つ国々について気になったので購入しました。やはり面白いもので、ノルウェーの成立過程は特に印象的でしたが、スウェーデンの資料が少ないというのが悲しい限りです。気になったのはフィンランドです。国として生まれ落ちたてからは常に他国の支配に晒されながらも、アイデンティティを確立し、ロシア帝国内での1つの地域としてでは無く国として自治が行われていて北欧としての一体感を保とうとしていたという話が、なかなか初めて聞いたものでとても記憶に残りました。

  • まさる

    北欧は、比較的分権的なイメージが個人への手厚い福祉政策などから日本では受け入れられているが、それが中世近代を通じてさほど王権の集権化が進まなかったことが本書から推測できる。また、冷戦期と冷戦後におけるフィンランドとノルウェー、デンマーク、スウェーデンの3カ国の対応の違いについて本著で判りやすく説明されており、日本では比較的認知度の低い戦後の政治史の理解を深めることができる

  • おとみず

    去年買って何度も読み返してますけれどいいですね。王家の家系図などの資料もなかなか充実していて読みごたえがありました。まだまだ読んで理解を深めなければ…

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