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インドネシア民話の旅ー小学生からおとなまで

百瀬侑子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784924836792
ISBN 10 : 4924836796
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 第1部 インドネシア各地の民話(家族の話(父と子、母と子、兄たちと弟、兄と妹など)/ 動物の話/ 日本の民話と似ている話)/ 第2部 インドネシア各地の民話・解説

【著者紹介】
百瀬侑子 : 1946年、埼玉県秩父市生まれ。埼玉大学教養学部卒業。筑波大学大学院修士課程(日本語教師養成プログラム)修了。東京大学大学院博士課程(総合文化研究科)中退。企業・団体勤務を経て、1984年国際交流基金日本語教育専門家としてインドネシア国立スラバヤ教育大学へ派遣される。1989年3月より新設の国際交流基金日本語国際センター勤務(2000年まで)。その間に、インドネシア国立ガジャマダ大学(1992年〜1995年)、ジャカルタ日本語センター(1998年〜2000年)へ派遣される。現在、大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員

渡辺政憲 : 1946年、千葉県市川市生まれ。1968年、桑沢デザイン研究所パッケージデザイン科卒業。同年、凸版印刷(株)トッパンアイデアセンターに入社、一貫してパッケージ関連のアートディレクション、デザイン業務を担い、2009年、定年退社。元、社団法人日本パッケージデザイン協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • (haro-n)

    面白かったです。日本の民話やイソップ物語と似ているところが結構あるのが驚きでした。その一方、日本の民話やイソップとの違いもはっきりあり、地域性を感じました。個人的には、民話が地域を移動して伝播する中でどう変化したのかが気になりました。烏をだました狼の話は興味深かったです。また、水牛と蛙の話は、干支のある話に似ています。でも、インドネシア人にとって身近で生活に欠かせない大切な動物として水牛を描いているのが、よく伝わる話でした。水牛と蛙のお腹論争や、巨人の間抜けっぷりなど、笑える要素も多数あり楽しめました。

  • いくら丼

    民話は、必ずしも語り手の意図に賛成しきれないことも多いが、短く纏まって何だかんだ面白い。私のお気に入りは三章Bスイカの中身(後略)。解説では「善が悪に勝つという教訓」と書かれていたが、私にはむしろ、ままならない世の中に対する祈りや願いの意図が強いように見えた。あるだけお金を取られても幸せそうにしているあたり、弟は良い人。でも皮肉なことに、そんな弟に実際に報いたのはスズメ一羽だけ。兄であれ周囲の貧者であれ、奪うだけ奪ってそれっきり。貧者なんて、弟にお金が入ったと見るや、蜜に群がる蟻のように毎度寄ってくる。↓

  • NAO

    インドネシア民話が日本とも、また世界の民話とも繋がっていることがわかり、興味深かった。インドネシアに在住しているので、遺跡訪問などからも繋がりを知りたくなった。

  • Bookcover

    多数の島々が集まるインドネシアの、それぞれの土地を思い浮かべながら読みました。民話の内容も面白く、日本のものと似ている話もあり、人間の普遍性を思わせます。また、挿絵を描いたのが、筆者の小学校の同級生というエピソードにも心が温まりました。

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