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アイラブユーゴ 2 男の子編 自主管理社会趣味

百瀬亮司

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784784511082
ISBN 10 : 4784511083
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

シリーズ第2弾となる男の子編はユーゴスラヴィアのスポーツや建物・乗り物など最もユーゴノスタルジーを実感できる巻!サッカー・団地・車…男の子ゴコロくすぐる要素がギッシリ詰まったレトロフューチャーの国は民族共生の理念のもといかなるユートピアを思い描いていたのか?

目次 : 経済・産業(労働者自主管理の歩み―労働者のための分権化がもたらした光と影/ 最高額だったティトーのお札もインフレで無価値に―社会主義ユーゴを彩ったお金 ほか)/ インフラ(高速道路―国土建設奉仕事業の一環/ 「青年鉄道」―子供達にただ働きさせて作らせた ほか)/ 乗りもの(ユーゴ45―アメリカにも輸出された社会主義ユーゴスラヴィアの「国民車」/ ナンバープレート―知られざる国家のシンボル ほか)/ スポーツ(ユーゴスラヴィアのスポーツ―国家を支える根幹の一つ/ サッカー―ユーゴのナショナル・スポーツから各共和国のナショナル・スポーツへ ほか)

【著者紹介】
百瀬亮司 : 1975年長野県松本市近郊に生まれる。京都大学文学部(現代史学)、東京大学大学院総合文化研究科(地域文化研究)修士課程を経て、同博士課程単位取得満期退学。現在、跡見学園女子大学兼任講師ほか。ユーゴスラヴィア紛争を契機に当地に関心を持ち始める。空爆後のベオグラードに2001年〜2003年留学。研究分野は、欧州近現代史、東欧史学史、バルカン地域研究

亀田真澄 : 1981年奈良県生まれ。東京大学文学部卒。同大学で修士課程(欧米系文化研究専攻)修了後、ザグレブ大学博士課程に2年間留学したのち、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、東京大学文学部助教。専門はロシア東欧におけるプロパガンダ表象

山崎信一 : 1971年長野県松本市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得。1995年〜1997年、紛争の時代のベオグラードに留学。現在、東京大学教養学部非常勤講師。ユーゴスラヴィアを中心とするバルカン地域の現代史を研究する傍ら、ユーゴスラヴィアとその継承諸国における大衆文化(特に大衆音楽)をまとめる作業も行っている

鈴木健太 : 1980年名古屋市生まれ。東京外国語大学外国語学部(スペイン語専攻)卒。東京大学大学院総合文化研究科修士課程および博士課程(単位取得退学)、また2年半のベオグラード留学を経て、旧ユーゴスラヴィア地域を中心に東欧・バルカンの現代史/地域研究を専門とするようになる。現在、日本学術振興会特別研究員PD。研究の関心はとくにユーゴスラヴィアの解体における政治社会とナショナリズムの関係等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kaorie

    建築物、乗物、スポーツと男の子が好きそうな視点からユーゴスラヴィアを見たシリーズ第2巻。ユーゴ愛、「女の子(という年齢でもないが)でも社会主義団地も路面電車もサッカーも好き!」な私には1粒で2度美味しい本。無機質な巨大団地やビル、可愛らしいザスタヴァや路面電車の写真がたくさんで写真集としても楽しめる。そしてユーゴ愛に目覚めたきっかけのサッカー。「イタリアW杯で優勝していればユーゴの解体はなかったかも」というオシムの言葉や、ユーゴ崩壊に拍車をかけたと言われる「マクシミルの悲劇」(コメント欄へ続く)

  • 肉尊

    第2巻(男の子編)ではユーゴの基幹産業やスポーツ等が紹介されている。60年代に市場経済が導入され、70年代には協議と合意により経済活動の計画化を進める「協議経済」が導入されたユーゴ。15〜16世紀に都市国家ラグーザとして名を馳せたドブロブニクは観光地とばかり思いこんでいたが造船業で89年には日韓中に次ぐ世界第3位の竣工量を持つ国家へと成長させたようだ。そしてこの巻の魅力は、レトロな乗り物!ティトー専用のブルートレインは1巻で扱っていたが、こちらでは庶民の足となるトロリーバスや路面電車が紹介されていた。

  • 富士さん

    一冊目は政治で、二冊目は社会経済です。鉄道や車、建築物の写真を見ているだけでも十分楽しい。解説も平易でありながら、ユーゴ史全体を見据えた的を得たものです。観光や海運がここまで発展して、安定した経済成長を遂げていたことを初めて知りました。共産主義と資本主義、秩序と自由、画一と個性の間で、現実的にバランスを取り続けたこの国は、この地域の最適解としても、その理想の限界を示すものとしても、多様性が叫ばれる昨今には学ぶべきものがの多いように思いました。その意味でも、このシリーズは類例のない価値のあるものです。

  • noko

    ユーゴスラビアはソ連と離れてから自主管理社会主義システムに。政治では共和国で各自治体への分権化を推進した。1950年労働者が自ら決定運営する労働者評議会ができた。1970年代世界は石油危機で徹底した効率化がスタートしたがユーゴは逆行してしまった。テクノクラートは経営の実務を握り、経営テクノクラートは当地のボスになる人もいて、汚職や腐敗の温床が生み出された。ボスニアでは1987年農産物加工会社で恒常的な不正経理が判明。ユーゴは農村人口が大半の農業国だった。なかなか国際競争に強い産業は出ず。非鉄金属が盛ん。

  • 可兒

    社会趣味には自己管理が必要ですよね

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