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僕のなかの壊れていない部分 長編小説

Kazufumi Shiraishi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334738396
ISBN 10 : 4334738397
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2005
Japan

Content Description

出版社に勤務する29歳の「僕」は3人の女性と同時に関係を持ちながら、その誰とも深い繋がりを結ぼうとしない。一方で、自宅には鍵をかけず、行き場のない若者2人を自由に出入りさせていた。常に、生まれてこなければよかった、という絶望感を抱く「僕」は、驚異的な記憶力を持つ。その理由は、彼の特異な過去にあった。―生と死の分かちがたい関係を突き詰める傑作。

【著者紹介】
白石一文 : 1958年福岡県生まれ。2000年のデビュー作『一瞬の光』から注目を集めるようになる。読む者に緊張を強いる文章で作品世界に引き込みつつ、人間が生きることの大切さを突き詰める。読者の内面を見つめ直させる力に溢れた’02年8月刊行の本書『僕のなかの壊れていない部分』はロング・セラーに。’03年7月、21年間勤めた出版社を退社、作家専業になる。小説の大きな役割に挑む、現在最も期待される小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しゅら

    再読。まぁ理屈っぽい!話の展開としては悪くないのだが随所で主人公松原直人が思考する内容が理屈がすごくて辟易。ただ、わからなくもないので読めるけど時間がかかってしまう。こんなこと考えてもしょうがないじゃん、生まれたからには生きていかなきゃいけないんだよ、考えすぎだよ、と私は思う。生い立ちが色々あってそれが彼をこんな風にしたのだろうと想像はできるのだが。「「(前略)私は思ったんです。みんなこの世界にいる人たちは、きっと本当のことが分かっているのに、それができないで苦しんでいるのかもしれないなって。(後略)」」

  • しゅら

    初読の感想は、ツイッター→アカウント消したためツイログ保存→いつか感想を要約して書くと思っていた→2019年の4月頃アカウントのないツイログは消去したと告知され感想消える。そのため再読時に感想書きます。 2019年12月、感想書いてます。そちらもぜひ見てください。https://bookmeter.com/reviews/86294711

  • 遥かなる想い

    この小説で白石一文は何を描きたかったのだろうか? 主人公を大手企業の社員に据えるのは おきまりのパターンだが、恋人がありながら、他の女性たちと性愛を重ねていく。描写がやや過激なのはサービスなのだろうか? ポルノ小説と間違われるほど、露骨な描写が多く肝心の物語が読み取れない。結局「壊れていない部分」とは何だったのだろうか?

  • 眞鍋 かをり

    主人公のように、生きること死ぬこと愛することについて頭で考えすぎていては、さぞかし生き辛いだろうなと思った。あんな風に考えて生きてる人って世の中にどれくらいいるんだろうか。私には最後までちんぷんかんぷんだったよ。

  • のり

    出版社で働く松原直人。過去の出来事に対するトラウマを抱え、独特の思考と理論を持つ。必死に自分のいる場所を探しながら、複数の女性と広く浅く関係を維持する。読み進める中、あまりにも面倒臭い考え、理屈に辟易する。自分なりの世界観があるというのは理解出来なくはないが…持論を説き、反発されれば浅はかと蔑む。中途半端に妥協する位なら一人の方が周りの負担も減る。壊れていない部分?それは自身の人生観だけではないか…

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