子どもの心をひらく 考える力を引き出す保育の実際

本書は長年にわたって子どもの考える力を育てる教育に従事してきた著者が、その教育実践をとおして、子どもの心に寄り添い子どもを勇気づける手だてを、豊富な事例に基づいて述べたものです。教師・母親必読の書。

目次 : １　学ぶ力と心を育てる（考える力を伸ばすためには/ 欠乏体験と自然体験/ 子どもは未来への期待感に生きる　ほか）/ ２　『Ｓ１あそび』の指導の実際―共に学び共に育つ（教室環境/ 応答的言葉がけ/ 教師の動きを全体に伝える　ほか）/ ３　子育てを楽しむ―母親に伝えたいこと（「あまえる」ことと「あまやかすこと」の違い/ たくさん失敗してもらうこと/ 発達とは自分と他者との関係性を広げること―幼児期に育つ人間関係の技術　ほか）

【著者紹介】
白濱洋征 : １９４１年、鹿児島県生まれ。ＮＰＯ法人ギルフォードＳＩ教育協会代表理事。ＮＰＯ法人ヒューマンネットワークげんき代表。６４年、早稲田大学第一文学部卒業。教育図書の編集者を経て、ギルフォード博士の知能構造論（ＳＩ理論）にもとづく『ＳＩあそび』の指導講師として、全国の幼稚園、保育園で３０余年保育指導に当たっている。現場の実践から編み出された指導理論は幼稚園、保育園から高い評価を得ている。教育相談や小中学校での講演活動など精力的に活動している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）