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はじめての胃もたれ 食とココロの更新記

白央篤司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784778319793
ISBN 10 : 4778319796
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「あなたの胃は、もう昔のあなたの胃ではないのですよ」
そう気づかせてくれたのは、牛カルビだった。

もうすぐ50歳。調子にのって食べすぎると胃がもたれる。お腹いっぱいが苦しい。量は変わらないのに、ぜんぜん痩せない‥‥日々痛感する老いをごまかすのはもうやめませんか?

人生の折り返し地点を迎えて、いままでのようにいかないことがどんどん増えていく。でも厚揚げやみょうが、大根おろしみたいに、若い頃にはわからなかったおいしさを理解することだって同じくらいあるはず。

フードライターの白央篤司さんが、加齢によって変化する心身をなだめながら、作って食べる日々を綴った食のエッセイ。

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昔のように食べられないことは、みっともないことなんかじゃない。性別とか関係なく「自分」を大事にしていこう。老化は誰でも起こるもの、さっさと早いうちにセルフケアして、より良い状態をキープしていかないと時間がもったいない。人生で食事を楽しめる回数なんて、毎日減ってゆくばかりだ。しなくていい無理をして、あるいは調子に乗り過ぎて飲食して、胃もたれで週末を苦しんで過ごすようなミスは繰り返しちゃいけない。(と、書きつつも私はまだたまにやってしまうけれど‥‥)それに、つらいことばかりでもない。食における好みの変化は、若い頃には分からなかったおいしさを理解できるようになる、という側面もある。「昔はこんなもの、全然好きじゃなかったのに」なんてひとり食卓でつぶやいてしまうこと、ないだろうか。食べたくなくなるもの、食べにくくなるものの数と同じぐらい、新たな好物が見つかっていくという豊かな道もあるのだ。(「はじめに」より)


【著者紹介】
白央篤司 : フードライター、コラムニスト。1975年生まれ、早稲田大学第一文学部卒業。出版社勤務を経てフリーに。日本の郷土料理やローカルフード、現代人のための手軽な食生活の調え方と楽しみ方、より気楽な調理アプローチを主軸に企画・執筆する。メインテーマは「暮らしと食」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • K1

    年を取って、胃もたれで食べられなくなるものがある反面、なんでこんなもん大人は美味いって言うのかなぁと思っていたものが年を取ってしみじみと美味しいなぁと思うものあり。その時に食べたいものを作って食べるー究極ですね。そうあるためには、今の自分に必要な微調整をしつつ、人生の下り方上手を目指そうっと(笑)。

  • うちこ

    同世代なので、うなずきマーチ。 わたしはここ一年ほど、月に何度か職場の同世代でランチへ行くのを楽しみにしており、同じものを食べて会議を終えて、フリーアドレスのオフィスで近くに座って仕事をします。 15時頃になって「今日のランチがまだ消化していないのだが」とつぶやく人がいたり、帰りがけに「今日のランチのニンニクが今(胃から)上がってきたのは、わたしだけだろうか?」「夕飯を食べられそうにない」なんて進捗報告したりして。 こういうチェックの方が、年に一度の健康診断よりも役立つ。実感として、そう思います。

  • きゅー

    年を取ってカルビやバラ肉に対する嗜好が減るのは普遍的なのかもしれない。カツ丼にしてもロース肉ではなく、ヒレ肉の方が断然好みになった。なのに体重だけは増えていく。理不尽としか言いようがないのだが、何とかするか、あるいは諦めるのか選択しなければならない。「男らしさとは」と、ちょっと毛色の変わったエッセイも含まれているが、総じて加齢による体=食と心の変化に焦点を当てている。なるほどと思う内容もあれば、そうである故に読みたくなくなるような文章もある。加齢とは……

  • mame

    加齢による身体の変化や、食の好みの変化についてのエッセイ。著者にしか書けない文章を、とのことだけど、身体の変化は特に目新しい話もなく。もっとこだわりの部分を読みたかった。

  • 炬燵金魚

    「とどのつまり問題は、執着と無頓着のバランスになってくるんだろう」中年期以降の暮らし方考え方を、食をメインにしながら綴る著者はフードライターで、ちょこちょこと美味しそうな(かつ簡単な)レシピが登場するのも嬉しい。猫ちゃん愛にももらい泣き。大人の男の人が自分の弱さを表現するのって、若い人にとってもすごく有用だし素敵だと思います。良書だー。

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