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長期腐敗体制 角川新書

白井聡

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784040824222
ISBN 10 : 4040824229
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
白井聡 ,  

Content Description

目次 : 序章 すべての道は統治崩壊に通ず―私たちはどこに立っているのか?/ 第1章 二〇一二年体制とは何か?―腐敗はかくして加速した/ 第2章 二〇一二年体制の経済政策―アベノミクスからアベノリベラリズムへ/ 第3章 二〇一二年体制の外交・安全保障1―戦後史から位置づける/ 第4章 二〇一二年体制の外交・安全保障2―「冷戦秩序」幻想は崩壊した/ 第5章 二〇一二年体制と市民社会―命令拒絶は倫理的行為である

【著者紹介】
白井聡 : 思想史家、政治学者、京都精華大学教員。1977年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程単位修得退学。博士(社会学)。3.11を基点に日本現代史を論じた『永続敗戦論―戦後日本の核心』(太田出版、のち講談社+α文庫)により、2013年に第4回いける本大賞、14年に第35回石橋湛山賞、第12回角川財団学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • trazom

    長期腐敗体制とは2012年に始まる安倍・菅政権。白井先生は「安倍晋三は嘘つき、卑劣、卑怯、無責任で、彼が築いた2012年体制は愚の骨頂」と徹底的にこき下ろす。アベノミクスの三本の矢は、金融政策はリフレ派、財政政策はケインズ派、成長戦略はネオリベ派で、経済学の「ごった煮」と一刀両断。外交は、東アジアの冷戦構造に依拠して国体の護持を金科玉条にしているだけだと。各種の忖度が横行する中、安倍政権に対し一貫した主張を続ける白井先生は立派だと思う。元首相の悲劇的な最期への哀悼と、政権の歴史的評価は、峻別しておきたい。

  • とよぽん

    白井 聡さんの鋭い分析と批判、そして怒りが後半にいくにつれて激しく語られていた。2012年体制とはなるほど! 民主主義は内部から根底から腐敗し、心ない利権指向の政治家が衆愚を都合よくあしらって、さらに腐敗を広げて行く。国民をこんなにも苦しめ追い込んできた政権与党が、なぜまた選挙で勝つのか、そのわけもわかった。対米従属の日本が今後の世界情勢にどう立ち回っていくのか、そして国内では腐敗と無能を返上して弱者救済を進めることができるのか、有権者の責任を互いに問いながら、私たちは声を上げていこう。

  • Isamash

    思想史家・政治学者の白井聡(1977年生まれ、京都精華大学教員)2022年発行著作。安倍・菅政権を2012年体制と称して不正・無能・腐敗、更にアベノミクスの根本的問題点を論じている。官僚組織内部から多くの体制批判者も現れており安倍氏個人の問題というより、日銀や司法・官僚機構も含めて政治主導の不在のため、統治システム全体の崩壊が起きていると。今起きていることを考えると非常に説得力が有る。確かに日銀の安倍政権への屈服・妥協・デフレ脱却の旗振りは本当に罪が深い。ようやく安倍政治の冷静な検証がなされる様になった。

  • ミライ

    2012年〜2022年初頭くらいまで(一部自民党55年体制の話もあり)の、10年間の日本の政治について分析された一冊(帯の「なぜいつも頭(トップ)から腐るのか」のインパクト大)。本書では、2012年に自民党が大勝してからこれまで続く政治体制(安倍晋三総理→菅義偉総理→岸田文雄総理)を「2012年体制」と表現して、2012体制が行ったアベノミクスや安全保障問題、コロナ対策などが著者の解釈で分析される。ここ10年くらいの日本の政治の本質を知りたい人にオススメ。

  • PAO

    「ひとことで言えば、2012年体制とは日本社会の全般的劣化の産物であると言うほかありません」…〈保守・愛国〉を声高に主張する政治家たちが日本をダメにする隣国の宗教団体と共生関係にあるという冗談。積極的にせよ消極的にせよそんな政治家を支持する国民もまた劣化の果ての愚か者。反知性の世紀に繰り広げられる亡国という悲喜劇…かの人が推し進めた〈お友達政治)は何のイデオロギーも信念もない史上最低の政治であり、国民全体の知性・モラル・品位を自分の水準まで引きずり下ろすことが彼のやりたかったことだったのではと思います。

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