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死体の汁を啜れ

白井智之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784408537917
ISBN 10 : 4408537918
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan

Content Description

この街では、なぜか人がよく殺される。小さな港町、牟黒市。殺人事件の発生率は、南アフリカのケープタウンと同じくらい。豚の頭をかぶった死体。頭と手足を切断された死体。胃袋が破裂した死体。死体の腹の中の死体…。事件の謎を追うのは、推理作家、悪徳刑事、女子高生、そして深夜ラジオ好きのやくざ。前代未聞の死体から始まる、新時代の本格ミステリ!

【著者紹介】
白井智之 : 1990年、千葉県印西市生まれ。東北大学法学部卒業。『人間の顔は食べづらい』が第34回横溝正史ミステリ大賞の最終候補作となり、同作で2014年にデビュー。『東京結合人間』が第69回日本推理作家協会賞候補、『おやすみ人面瘡』が第17回本格ミステリ大賞候補となる。『名探偵のはらわた』は「2021本格ミステリ・ベスト10」で第3位。衝撃的な作品で読者の度肝を抜く、気鋭の本格ミステリ作家。他の著作に『少女を殺す100の方法』『お前の彼女は二階で茹で死に』『そして誰も死ななかった』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    白井 智之は、新作中心に読んでいる作家です。タイトル通り、猟奇的殺人事件のオンパレードの連作短編集、ミステリ作家と占い師のJKバディものでした。 オススメは、『豚の顔をした死体』&『死体の中の死体』です。 殺人事件が頻発する牟黒市には絶対住みたくありません(笑) https://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-53791-7

  • みっちゃん

    人前で読むのが憚られるこのタイトル。中身もまた。現実世界でこんな事件、起きたら困る、あり得ない!的なグロ、グロ、またグロの死体の山。そしてそのトリックもまた屁理屈スレスレだけど、しっかり本格、なのは今作も健在なり。最終話はとうとう「生きてる死体」被害者は何と⁉️からの、こんな話なのにちょっとしんみり、切なくなってしまう幕引き、なのであった。

  • モルク

    小さな港町牟黒市で次々と起こる殺人事件を追う連作短編集。豚の顔が被せられた死体、食べ物10sを入れられ胃袋が弾けた死体、屋上での水死、死体の中から別の死体…と、これでもかというぐらいグロく、さすがの白井ワールドが展開する。それにしても、いつも題名のインパクトがありすぎる!今、何読んでる?と言われても、白井作品の場合は即答できない!

  • keroppi

    牟黒市を舞台とした殺人事件の数々。グロくて奇妙な死体ばかりなのだが、白井さんの本を読み続けているせいか、そんなにグロく感じない。とてもロジカルに解き明かしてくれるが、トリックありきって感じるところもある。作家、ヤクザ、刑事、少女、等々、牟黒市の胡散臭い人物たちが入り乱れての騒動だが、ラストはなかなかいい。主人公の作家・青山の作品「馬の耳に可燃物」「窮鼠寝転がる」「罪を煮込んで人を煮込まず」…と言ったタイトルに笑いが込み上げる。これらの作品、白井さん書いてくれないかなぁ。

  • 雪紫

    米花町並に殺人事件が起こる牟黒市。ただし、米花町と違うのはやたらと酷い遺体が現れ、警察が事件の隠蔽をやたらとすることなのだった(犯沢さん、この街にあの男いなくて良かったね)。愛する町の犯罪減らしたいから、ヤクザと手を組み隠蔽します。密室の逆さ吊り死体がマシに見えるくらい酷い死体たくさんなのに、グロ薄めで憎めない探偵達がコミカルなせいで読みやすい不思議・・・しかも伏線の仕込み具合周到。白井さんに慣れただけか?

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