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そして誰も死ななかった 角川文庫

白井智之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041121627
ISBN 10 : 4041121620
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan

Content Description

覆面作家・天城菖蒲の招待で、絶海の孤島に建つ天城館に集まった5人の推理作家。しかし館に主の姿はなく、食堂には不気味な5体の泥人形が並べられていた。不穏な空気が漂う中、かつて彼ら全員が晴夏という女性と関係していたことがわかる。9年前に不可解な死を遂げた彼女の関係者が、なぜ今になって集められたのか。やがて作家たちは、次々と異様な死体で発見され―。ミステリ界の鬼才が放つ、絶対予測不可能な謎解き!

【著者紹介】
白井智之 : 1990年千葉県印西市生まれ。東北大学法学部卒。在学中はSF・推理小説研究会に所属。『人間の顔は食べづらい』が第34回横溝正史ミステリ大賞の最終候補となり、同作でデビュー。2015年に刊行した『東京結合人間』が第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補、16年に刊行した『おやすみ人面瘡』が第17回本格ミステリ大賞(小説部門)候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • H!deking

    もうね、めちゃくちゃです。推理小説の大前提とかはすべて無視です笑 でも面白いんだよなー。気付けばなんか癖になる笑 重箱の隅を突けば論理が破綻しているような箇所もあるかもしれないけど、この作品はそういうの無しで楽しみましょう笑

  • HANA

    孤島に集められた登場人物たちが一人、また一人と殺されていく…。これだけを読むとありふれたクローズドサークルなのだが、流石は特殊設定の名手でそこからが本番となっている。グロさを持つ割には地の文が面白く、ゲラゲラ笑いながら読む。特に死体発見のシーン大笑いし、解決の一部分では「盆回り」が脳内再生される始末。ただミステリの部分は流石に骨子がしっかりしている。ラストは極めて複雑で、某有名ミステリのトリックを連想させられるし。××された人間が××するというミステリには名作が多いと思うが、本書も紛れもなくそれであった。

  • Kanonlicht

    絶海の孤島に集められた5人の推理作家。紆余曲折の末、連続殺人事件が起きるのだけど、それを推理するのは…。映像化したらおもいっきりホラーなのに、文章で読むとコメディという、まさに白井ワールド。あまりに状況が異常すぎてこれしかないだろうという推理が語られると、すぐに新たな事実とともに別の推理が開陳され、そのどれもが特殊設定ミステリにしてはやたらと論理的(笑)。一方で、犯行動機も超常現象の理由も「んなものどーでもいい」とばかりのうっちゃり具合が逆に気持ちいい。今のところ著者の作品の中で一番好きかも。

  • オーウェン

    もちろんこのタイトルは「そして誰もいなくなった」に懸けている。島に上陸する5人の男女が次々と殺されていくのは一緒だが、中盤である変化が。 白井さんなのでいつものようにエログロ満載。 とくに今作はグロ描写が多いが、登場人物の名前までグロい難読漢字という凝りよう。 ある変化というのはミステリでは禁じ手の気もするが、それを逆手に取り多重解決へと結びつけていく。5人の中の職業がヒントになっている部分があるが、真相が圧巻の謎解き。 そこまで仕込むかというやり方に、執念を感じる動機。 やはりこの作者は癖になる。

  • キンモクセイ

    絶海の孤島に集まった5人の推理作家。覆面作家に招待され天城館に集まるのだが、クルーザーの故障により帰りの燃料がない。まさに王道ミステリー。その島で繰り広げられる殺人で次々と死んでいく...と思ったらこれは新しい展開。そんなことあるか?と思うが、ここでは何でもアリだ。グロ描写が大丈夫でブラックだけど、ミステリーが好きなら読んでみてほしいな。でも王道ミステリーをこよなく愛する人はこれを読んだらどう感じるのだろう?と疑問に思うけど。一番困ったのは登場人物の名前の読み方。メモって何度も確認しながら読んだけど。

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