Books

海の見える街 講談社文庫

畑野智美

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062932103
ISBN 10 : 4062932105
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

海の見える市立図書館で司書として働く31歳の本田。十年間も片想いだった相手に失恋した七月、一年契約の職員の春香がやってきた。本に興味もなく、周囲とぶつかる彼女に振り回される日々。けれど、海の色と季節の変化とともに彼の日常も変わり始める。注目作家が繊細な筆致で描く、大人のための恋愛小説。

【著者紹介】
畑野智美著 : 1979年東京都生まれ。2010年、『国道沿いのファミレス』で第23回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。『海の見える街』は吉川英治文学新人賞の候補となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • しんごろ

    タイトルとはまったく関係ない図書館で働く若者の話!さくさくと読めて、ほっこりして面白かったです(^^)そして最後にタイトルの意味がわかったよ(^^)最後はできすぎかな…(^^;)BGMには今滝真理子(知ってる?w)『Cheap Chic』がバッチリ!(家にあるアルバムからBGMは選んでます)

  • さてさて

    『働きはじめてから彼女がいたことがない』。そんな思いを抱きながら三十一歳の今を生きる主人公の本田。そんな本田が働く『市立図書館』に、派遣職員として春香が訪れたことから動き出す男女四人の一年が描かれていくこの作品。そこには、直球ど真ん中の”恋愛物語”が描かれていました。『図書館』の”お仕事”の一端を垣間見れるこの作品。一年契約の派遣職員である春香の存在が、物語に巧みにリミットを感じさせていくこの作品。お互いの存在がお互いの人生を変化させていくその先に、ほっこりとした”恋愛物語”を楽しませてくれた作品でした。

  • Yunemo

    4人の男女の群像劇、南部芸能事務所シリーズもそうだけど、作者畑野氏の作風って、何とも言えず「いいなぁー」との想いにかられます。4人それぞれの心の奥襞を繊細に描く模様がいいんですね。現実には、居そうで居ない4人の男女。現実感を身に持って示される部分と現実離れした部分が、妙に気持ちに響いてきます。1年の間に静かに、少しずつ変化していく心模様。1年という月日は、気持ちが融合していく時間として、長いの、短いの? 誰かと出会って、変わっていく自分を素直に認めていくこと。何だか懐かしい!でも、これって最高の恋愛小説?

  • ❁かな❁

    とっても素敵でした♡海の見える街の図書館を舞台に繰り広げられる1年間のお話。4編の連作短編集。単行本で出た時から装丁の美しさに気になっていましたが文庫も同じく美しい色合いでとても惹かれたので読んでみました♪男女4人の視点でそれぞれの章ごとに語られ、丁寧に過去や日常が描かれていきます。皆、何かしら胸の中に抱えていて不器用ながらも段々、距離が縮まり、それぞれ成長していく姿に温かい優しい気持ちになりました♪「金魚すくい」がとても印象的*とても読みやすい文章でラストも好みでお気に入り♡畑野さん他も読んでみます★

  • しんたろー

    畑野さんの恋愛小説と聞き、楽しみに読んだ…4人の男女の視点を変えて描く物語は、大きな事件がある訳じゃないのに先が気になってサクサク読める。それは、テンポ好い展開と自然な会話が貢献していると思う。何より、彼らが自身の周辺に居そうで親近感を持てるのがイイ!(特に、日野さんは娘に似ている!)春香ちゃんという異分子が入る事で関係性が変化してゆくのも、定石として楽しめた♪少しだけ残念なのは、松田のその後が描かれていない事…数ページ分は書いて欲しかった。それでも、久しぶりに胸がキュンとする話を読めて満足💛

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items