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ISBN 10 : 4829509031
Content Description
本書は、特攻作戦を「志願」による英雄的行為として語る従来の歴史観に鋭く切り込み、その実態を徹底的に検証する。若者たちはなぜ命を絶たねばならなかったのか??それは「志願」ではなく、「命令」だったのではないか。数多くの証言や記録をもとに、特攻作戦の不合理さ、杜撰な兵器開発、そしてその結果としての無数の犠牲を明らかにする。さらに、生還した元特攻隊員の沈黙の苦悩、責任を回避した軍幹部の姿勢をも追い、歴史に対する問いを投げかける。過ちを繰り返さぬために、いま私たちが向き合うべき「戦争の真実」がここにある。
【目次】
第一章 特攻は志願か命令か
第二章 人類史上稀に見る残酷な特攻兵器
第三章 特攻以外の攻撃方法はなかったか―反跳爆撃
第四章 最初の特攻指揮官・大西瀧治郎
第五章 特攻が初めて行われた捷一号作戦
第六章 海軍特攻の生みの親は嶋田繁太郎
第七章 特攻の創始者は東条英機
第八章 継続された特攻?統制派による特攻編
第九章 継続された特攻?海軍による特攻編
第十章 免責された戦犯
第十一章 皇族による責任
第十二章 忘れ去られた皇道派
【著者紹介】
畑中丁奎 : 1980年兵庫県生まれ。日本大学大学院法学研究科政治学専攻博士前期課程修了。現在、高等学校教員。歴史研究家。専門は日本近現代史、日本近現代政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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