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私の文学史 なぜ俺はこんな人間になったのか? Nhk出版新書

Kou Machida

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140886816
ISBN 10 : 4140886811
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan

Content Description

一度読んだらやみつきになる、あの文学世界は、いかにして生まれ、進化してきたのか?パンク歌手から唯一無二の表現者へ。ワイルドサイドから贈る成功する墓穴の掘り方。

目次 : 本との出会い―書店で見つけた『物語日本史2』/ 夢中になった作家たち―北杜夫と筒井康隆/ 歌手デビュー―パンクと笑いと文学/ 詩人として―詩の言葉とは何か/ 小説家の誕生―独自の文体を作ったもの/ 創作の背景―短編小説集『浄土』をめぐって/ 作家が読む文学―井伏鱒二の魅力/ 芸能の影響―民謡・浪曲・歌謡曲・ロック/ エッセイのおもしろさ―随筆と小説のあいだ/ なぜ古典に惹かれるか―言葉でつながるよろこび/ 古典の現代語訳に挑む/ これからの日本文学

【著者紹介】
町田康 : 1962年、大阪府生まれ。作家。81年レコードデビュー。92年に詩集『供花』発表。96年「くっすん大黒」で作家デビューし、同作でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。2000年「きれぎれ」で芥川賞、01年『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、02年に短編「権現の踊り子」で川端康成文学賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞、08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    町田 康は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。町田 康の創られ型が良く解りました。著者がNHK文化センターで講演をするとは思いませんでした。還暦を過ぎ、随分と丸くなった気がします(笑) https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000886812022.html

  • 青乃108号

    町田康の、多分、講演を文字起こしした本。日頃から「敬愛している」などと吹聴しておきながら知らんかった、まさかの俺と同世代。同じ時代を生きながら、彼は此の様な立派な本を著す御大におなりになったのに較べ、ああ俺は何と薄っぺらく無駄に生きて来てしまったのかと今さらながらに後悔し、猛烈なスピードで読んでいたらしゅうしゅうと頭から煙が出ている様な、あ、今、気が狂うという実感がして非常に恐ろしかった。

  • ふう

    第一回 本との出会い『物語日本史2』から始まり、第十二回 これからの日本文学まで、講義をもとに編集されたもの。あの表現にはこんな土台や意図があったのかと、これまでの作品を思い出しながら読みました。町田氏との出会いは「おっさんは世界の奴隷か」というエッセイで、それから小説、猫との話へとのめり込んでいきました。共感し、わかったつもりでいても、町田氏はどんどん先に進んでいき、ついていくのが大変。それでも後ろ姿が見えるうちは、どこまで行くのか、何とか作品を読み続けたいと、この本を読んで改めて思いました。。

  • ペグ

    小説と違ってラジオ講座で話されているので、おとなしい。けれど町田康という人間がより近く、理解出来るような(勝手な錯覚かもしれないのだが)話の数々。何かの機会にはいつもおっしゃっているけれどご自身は愚か者であると。弱い男であると。だからこそ町田康はとてつもなく優しい。

  • いっち

    「なぜ俺はこんな人間になったのか?」というサブタイトルがいい。「私の文学史」だけだったら、手に取らなかったかもしれない。町田さんが、どうして町田さんになったのか、気になった。町田さんはまず、自身の読書体験を振り返る。『物語日本史』、北杜夫、筒井康隆、大江健三郎の影響によって、語彙がおかしくなったと言う。おかしくなったというのは、普通に暮らしていて使う語彙以外の語彙が、自分の中にストックされたということ。「なぜ、自分が今こうなってるのか」を知るには、自分自身の読書体験を振り返ることが良いと、町田さんは言う。

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