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ISBN 10 : 4275009517
Content Description
戦後日本は、なぜこれほど「開発的なもの」に依存する社会となったのか。佐久間ダムを事例に、開発主義を支えた心性やレジームの形成過程を、復興期ナショナリズムから「村の日常」、記録映画までを横断しながら描き出す。
目次 : 「充たされないもの」のありか―心性としての「開発」の起源を探る/ 第1部 国土に充たされていく開発―開発レジームのスケール重層的な形成過程(「残された国土」に充たされていく開発―戦後復興期における開発ナショナリズム/ 郷土建設から県域スケールの開発制度へ―「開発」化する理想と脱「理想」化する開発/ 「開発」受け入れのローカルな基盤―動員と主体化の重層的過程/ ダム建設の記憶とその構造―「ぶれ」と「濁り」の創発力)/ 第2部 表象に埋め込まれていく開発―開発映像のポリティックス(「開発映画」の誕生/ 立ち上げられる開発の表象―映画『佐久間ダム』は何を描き、何を描かなかったのか/ 『佐久間ダム』を観た/観せたのは誰か―映像の浸透と再編される権力構造/ 可視化と不可視化のポリティクス―映像化の現場/ 映画人たちの動員と抵抗―「高度経済成長」の先へ/ 新しい「復興」の時代を前にして)/ 新しい「復興」の時代を前にして
【著者紹介】
町村敬志 : 1956年・北海道生まれ。一橋大学大学院社会学研究科教授。東京大学大学院社会学研究科博士課程退学。社会学・都市研究・開発研究・グローバリゼーション研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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