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ISBN 10 : 4833131714
Content Description
一九七二年春、京都最大の学生街に風がわりな喫茶店が出現した。店には行列ができ、ミニスカ・ノーブラの女たち、長髪に髭モジャ男が働く。輪転機、旋盤が無造作に置かれた店の片隅で愛を、わいせつを、原発を語り、自作詩を朗読し、シンガーが新曲を披露する。―「ほんやら洞」とは何だったのか?二〇一五年の焼失まで、それぞれの時代に其処に通った六八人がそれぞれの「ほんやら洞」を追憶する。
目次 : ジェローム・ブルベス/ 宮沢章夫 ほんやら洞まで五百キロ/ 神田稔 自作詩朗読会とほんやら洞について/ 荻野晃也 藤田一良・弁護士と私/ 依田高典 北沢恒彦が慕った森嶋先生、森嶋先生が愛した北沢恒彦/ 中川五郎 ほんやら洞回想/ やんそる 出町と民基とほんやら洞/ 木戸衛一 失われたロベルト・ユンクの痕跡/ 鈴木隆之 「青春」の終わりかた/ 松隈洋 ほんやら洞との一期一会〔ほか〕
【著者紹介】
甲斐扶佐義 : 1949年大分市生。十一歳で写真開始。1968年同志社大学政治学科入学、即除籍。1972年「ほんやら洞」開店に貢献。1977年写真集「京都出町」出版。1985年ヤポネシアン・カフェバー「八文字屋」開店。京都市経済局で商業診断の仕事にも従事。京都美術文化賞受賞、パリ・ボザール展ジャン・ラリヴィエール賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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りょうけん
読了日:2019/05/10
田中峰和
読了日:2022/12/03
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