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ぼくたちのことをわすれないで ロヒンギャの男の子・ハールンのものがたり

由美村嬉々

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784333029242
ISBN 10 : 4333029244
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ぼくの名前はハールン。ミャンマーで生まれた。でも今、バングラデシュの難民キャンプにいるんだ。ぼくの話を聞いてくれる―――?
ミャンマーのラカイン州にくらす少数民族、ロヒンギャの人たちは、2017年8月に国内で大規模な迫害を受け、今も約100万人が難民キャンプで暮らしています。その中の一人、ハールンという少年が体験を語ります。
ミャンマーで家族と共に平和に暮らしていた男の子・ハールンは、ある晩、火事に気づいて目を覚ましました。武器を持った男たちが村を襲ったのです。命からがら家を飛び出したハールンは、隣家のラヒームおじさんといっしょに三日三晩歩き続け、国境となるナフ川を渡って隣の国バングラデシュにたどりつきます。
両親とはぐれ、悲しみにくれるハールンですが、難民キャンプに学校ができたことで笑顔を取り戻します。その学校は、日本でくらすロヒンギャ男性が私財で建てたものでした。
ロヒンギャの人たちに起きたことと、難民キャンプの子どもたちの現状を伝える絵本。巻末には、根本敬・上智大学名誉教授による解説つき。

【著者紹介】
由美村嬉々 : 1959年、三重県生まれ。(一社)チャイルドロアクリエイト代表理事。作家、編集者、絵本カタリスト。全国で講演活動も行っている。老舗の児童図書・保育図書版元の元取締役。在任中は、出版事業本部長、企画開発本部長、東京家政大学特任講師を歴任

鈴木まもる : 1952年、東京都生まれ。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで赤い鳥さし絵賞を、『ぼくの鳥の巣絵日記』(共に偕成社)で講談社出版文化賞絵本賞を、『ニワシドリのひみつ』(岩崎書店)で産経児童出版文化賞JR賞を受賞。主な絵本作品に『ピン・ポン・バス』(偕成社)『あなたがだいすき』(ポプラ社)、『みずとはなんじゃ?』(小峰書店)、『戦争をやめた人たち』(あすなろ書房)、『鳥は恐竜だった』(アリス館)、『火の鳥 いのちの物語』(金の星社)、「おとうさん・おかあさんのしごろ」シリーズ(佼成出版社)など多数。また鳥の巣研究家として、全国で鳥の巣展覧会を開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 榊原 香織

    ロヒンギャの窮状は変わっていない。 鈴木まもるの描く少年が可愛いので、悲惨さがなおさら

  • ちえ

    イスラム系少数民族のロヒンギャ。ミャンマー西部ラカイン州で生活していた少数民族ロヒンギャの男の子は、2017年8月の大規模な迫害で家族と離れ離れになり隣国バングラデシュの難民キャンプで暮らしている。そこに建てられた学校で教育を受けている。教育は希望だけれど、この先どうなるかは分からない。今も約100万人が難民キャンプで暮らしている現実。巻末の解説でより深く分かる。

  • まさまま

    感想を書けないでいるところにミャンマーの大地震が起こった。少数民族ロヒンギャの男の子は住むところ(ミャンマーのラカイン州)を追われ、隣国バングラデシュの難民キャンプで暮らしている。内戦、武力衝突が続く国内も危険。最低限の食糧は配給されるが、洪水や地すべり、大規模な火災など避難先でも命が脅かされる状況は続いている。難民キャンプに学校を建てた在日ロヒンギャのアウンティンさんは「身内を殺されても復讐するのではなく、そんな悲劇を二度と繰り返さないために学ぶ」「子どもたちは灯り。学ぶことが平和を築く」忘れない。

  • Cinejazz

    2017年8月25日、ミャンマ−軍事政権の大規模な迫害によって、ラカイン州に暮らしていた少数民族の<ロヒンギャ>たちは、隣国バングラデシュで、今も約100万人が難民生活を強いられている。この絵本は、ミャンマ−で平和に暮らしていた男の子<ハールン>という少年が、家族とはぐれ、悲しみにくれる日々の中、日本で暮らすロヒンギャの男性が私財で建て学校で、しだいに笑顔を取り戻していく物語として、紛争や人権侵害で虐げられている子どもたちの現状を伝えている。

  • ヒラP@ehon.gohon

    【再読】大人のための絵本

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