Books

もっと知りたい喜多川歌麿

田辺昌子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784808713027
ISBN 10 : 4808713020
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

歌麿が美人を描けば天下一品。その仕草や表情から江戸の文化・風俗も読み解いていく。出版統制の厳しい時代をアイデアで乗り切った湧き上がる創作の源泉とは。世界を驚かせた魅力とは。その謎に迫る。

【著者紹介】
田辺昌子 : 東京都生まれ。学習院大学人文科学研究科博士前期課程修了。永青文庫学芸員を経て千葉市美術館の開設に準備室段階から関わり、現在副館長。鈴木春信を中心に浮世絵の研究に携わる。2008年『鳥居清長』展図録で第一回國華賞展覧会図録賞(共同受賞)、2018年第三十四回國華賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • mike

    このシリーズはとてもいいな👍私の様な素人には持ってこいだ。来年大河の予習で歌麿作品をちと勉強(^^♪美人画は彼の代名詞となっているが、私は女の纏う着物の質感とかその模様の美しさが好き。市囲の人の日常を描いた作品にはユーモアがあり、歌麿の眼差しの温かさを感じる。そして何と言っても生涯をかけた「雪月花」の肉筆画。鮮やかな色彩とコントラストの美しさ。加えて調度品や木の葉の細部に至るまで緻密に描きこまれた作品の見事さ。とにかく圧倒されて溜息しか出ない…

  • なお

    図書館の新着本。藤沢周平の浮世絵を題材にした小説を読んだ事もあり、多くの歌麿の浮世絵や肉筆画の掲載が嬉しかった。歌麿の作品が大きく左右したのは2つの事があるという。ひとつは蔦屋重三郎との出会い。年齢も近かった二人はタッグを組み、歌麿は才能を開花させていく。蔦屋が吉原につうじていたことは吉原芸者の表裏を描く歌麿の強みともなった。もうひとつは「寛政の改革」の錦絵出版界への厳しい統制である。画料の高い肉筆画を描くきっかけにもなるのだが、大衆相手の錦絵も最後まで描き続けた事には浮世絵師としての矜持が感じられた。

  • FOTD

    喜多川歌麿というと美人画を思い浮かべるが、それだけなく人々の暮らしがわかるような絵も多く描いていた。歌麿の昆虫やカタツムリなどの生き物の絵を見たことはあったが、狂歌本の挿絵だったとは知らなかった。版画だけでなく肉筆画も紹介されている。雪月花シリーズの「品川の月」「吉原の花」「深川の雪」を実際に見てみたいものだ。 出版統制の時代を蔦屋と組んで生き抜いた喜多川歌麿の生涯がわかりやすくまとめられている。良書。著者は千葉市美術館の田辺昌子さん。

  • ひろ20

    江戸の暮らしコーナーにあったので借りてきました。『美人画の大成者 喜多川歌麿の世界へ』と冒頭に書かれてました。テレビでも観る歌麿の美人画の数々。その中で、蔦屋亡き後の歌麿と題して、日常の母と子の浮世絵が良かった。子供に行水をさせる母、抱っこしたり、おんぶしたり、今も昔も変わらない母の愛情が溢れていた。『さりげない日常の絵でも買う人がいた事実は浮世絵の重要な特色の一つである』と書かれていて、売れたんだ!と良かったと思いました。

  • takakomama

    有名な浮世絵師にもかかわらず、没年以外は確実な情報が無いそうです。喜多川歌麿といえば、美人画が思い浮かびます。母子が主題の作品も多いそうです。 

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items