努力で進化する必殺技】
敵のサラマンドラに対して、ノエルは必殺技・海竜の咆哮を使いますが、今回はブッパ技ではなく、
途中で弾道を変えるなど、成長を見せてくれます。
凄い技を完成させた後も、慢心せずに発展技を考えるなど、ノエルらしいストイックさが出ていると思います。
作画的にも、よりスピード感や迫力が増していると思います。
【小説版キャラクター紹介】
本誌では小説読んでない人には分りづらいのではと思いましたが、コミックではキャラ紹介があります。
まあ、コミック読まずにジャンプ読んでる会社の後輩も、「知り合いの三人組位のノリで読めた」と
言っていたので、大勢に影響は無かったのでしょう。
勘違いしやすいレビューが多いのですが、小説の続編的なシナリオではありませんし、
メインで活躍するのはあくまでアスタとバネッサさんです。
小説を読んでいない方は、10巻の42ページと62ページを先に読むと、本編も読みやすいと思います。
単に説明しているだけではなく、少しネタっぽくなっているのも楽しいです。
もちろん、小説も読めばより楽しめるキャラクター達です。
ブラッククローバー 暴牛の書 (JUMP j BOOKS)
マリエラはお色気とは縁が無いと思っていましたが、プロフィールページではエロいポーズを見せてくれます。
【外伝からの逆輸入】
ジャンプでは前例が思い当たりませんが、『名探偵コナン』の白鳥刑事は劇場版出身ですし、
『金田一少年の事件簿』ではノベルス版のキャラが助っ人として出たことがあります。
サンデーやマガジンがやってるなら、ジャンプでやっても問題無いかと思います。
11巻の売上も、特に落ちた様子は無いので、大半の読者にとっては小さい問題なのでしょう。
【敵方も成長】
味方サイドが成長する一方、敵方も負けじとパワーアップしてきます。
前回はヴェットがアスタの能力を分析してましたが、今回はファナのサラマンダーが進化して登場です。
さらには戦闘中にまで進化するなど脅威はなかなか減りません。
元々火力はありましたが、更に強くなるため、油断のならない連中ですね。
あとは、美少女マッドサイエンティストのサリーちゃんにも、(色々な意味で)成長して再登場願いたいです。
【アスタの治療】
こちらは意外とアッサリ回復します。
代償については、本誌の展開から次巻になるかと思われます。
【アスタ流テロとの戦い〜VSファナ】
悪いことをやめさせるのは変わりませんが、ただ力尽くで叩き潰すのではなく、相手の事情を探ろうとします。
魔眼が持つ絶望や憎悪の根本的な原因を探り、何か出来ることがあれば尽力しようというわけです。
結局答えてはくれませんでしたが、こういうことは根気が必要ですからね。
誰に言われるでもなく、アスタが個人的に始めたことなので、今後もテロリストの事情を探るのは
アスタが主体になって進みそうです。
【連携必殺技】
ヴェット戦でも戦果を挙げたアスタ、フィンラル先輩、バネッサさんの連携ですが、
今回はそれをさらに昇華させて新しい必殺技を編み出します。
技名も、シンプルかつチームらしい感じで良いかと思います。
【バネッサさんが母親似じゃなくて良かった】
バネッサさんの母親でもある魔女の女王ですが、コワいオバサンです。
見た目だけでなく、性格も娘の顔を踏みつけたりでやばい人です。
優しく包容力があるバネッサさんとはだいぶ違いますね。
性格も外見も、母親に似なくて本当に良かったと思います。
【アグリッパさんは…】
呪術魔法の使い手ながら、コミュ力不足で活躍の場が無いアグリッパさん。
バネッサさんやフィンラル先輩も掘り下げがあったので、アグリッパさんもそろそろでしょうかね。