Product Details
ISBN 10 : 4787273868
Content Description
「レビューの王様」と称され、宝塚歌劇のレビューを形作った白井鐵造の作品と軌跡をたどり、元タカラジェンヌや演出家の思い出を聞き書きし、知られていない実像を描く。
白井鐵造とは誰か――。日本初のレビュー『モン・パリ』を振り付けしたあとレビューの本場パリで修業して帰国、1930年に『パリゼット』を発表した。この作品で、宝塚を象徴する足を高く上げるラインダンスを振り付けし、羽根扇やタップダンス、独特の舞台メイクを初めて登場させた。さらに、白井が作詞した「すみれの花咲く頃」「おお宝塚」などの愛唱歌も披露した。その後、『ローズ・パリ』『サルタンバンク』『ブーケ・ダムール』『ラ・ロマンス』『花詩集』などのヒット作や宝塚初の一本立て作品『虞美人』、『源氏物語』などの著名な作品も残した、現在の宝塚歌劇の基礎を作った名演出家。
本書は作品と生涯をたどるとともに、宝塚OGの加茂さくら、八汐路まり、初風諄、但馬久美、竹生沙由里、瀬戸内美八のほか、ヒット作品を生んだ宝塚の人気演出家たちにインタビューして、白井独特の演出と舞台作りの魅力を浮き彫りにする。
【著者紹介】
田畑きよ子 : 1945年、兵庫県生まれ。元阪急文化財団池田文庫司書・学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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