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子ごころ親ごころ 藍千堂菓子噺 文春文庫

田牧大和

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167920678
ISBN 10 : 4167920670
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan

Content Description

さちの友だち、おとみの母はおとみを残して町火消の組頭に再縁した。大工の伯父夫婦が養女として引き取ったが、おとみがようやく新しい暮らしに馴染み始めた矢先に事件がおこり、おとみの姿が消えた―。おとみの騒動をきっかけにさちは母親の佐菜が晴太郎と結ばれ、あたらしい「とと様」ができた自分の境遇に思いをはせる。

【著者紹介】
田牧大和 : 1966年、東京都生まれ。明星大学人文学部英語英文学科卒業。市場調査会社に勤務しながら、ウェブ上で時代小説を発表。2007年『色には出でじ風に牽牛(あさがお)』(『花合せ 濱次お役者双六』に改題)で第2回小説現代長編新人賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 初美マリン

    思いっきりので人情話で、子供たち大人たちの思いやりがいっぱい。さすが時代小説の典型で心地よい読後感。

  • タイ子

    「藍千堂」の娘・さちにたった一人のともだちがいる。おとみちゃんという子はお母さんと二人で長屋暮らしをしていてさちは初めて家に招かれた。翌日、おとみちゃんのお母さんが再婚のため一人で好きな男の元に行ってしまった。娘がいては結婚のジャマになる、母が幸せになるためには私はいてはいけないんだ。それぞれの想いが交錯しながら、子供が成長していく姿、親が子供に対する愛情の深さを切実に描く今作。おとみちゃんの事があり、さちも自分の境遇を想い始める。自分たちを想い寄り添ってくれる大人たちが側にいれば幸せになるよ、きっと。

  • 子供って大人が思っているよりもずっと大人ですね。一人前だと思って接しよう。

  • 真理そら

    なんとなくお菓子屋の物語ではなくなってきてる気がする。お糸より影薄の幸次郎…なんだかなあ。

  • はにこ

    久々にこのシリーズを読んだので少し忘れている。さちちゃん、せっかくお友達ができたのに、母親がちょっとね。。まぁ、心の病気らしいけど。おとみちゃんが母親の幸せを願っているのが切ないな。家族に血縁は必要ないけど、血縁があるとどんな奴でもおっかさんなのかもね。さちと晴太郎の仲にヒヤッとしたけど、雨降って地固まる。良かったね。

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