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「不確実性」超入門 日経ビジネス人文庫

田渕直也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532240103
ISBN 10 : 4532240107
Format
Books
Release Date
October/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

コロナショックは本当に予測できない事態だったのか、なぜもっとうまく対処できなかったのか。一流の学者でもなぜバブルの発生と崩壊を予測できないのか…。リスクと向き合い続ける金融市場のプロが不確実性の本質とそれへの備えを、古今東西の幅広いケースと共に解説。「想定外の時代」をサバイブする必須教養。ロングセラーに大幅加筆の決定版。

目次 : 第1章 ランダム性―予測不能性が人を惑わす/ 第2章 フィードバック―原因と結果の不釣り合いが直感を欺く/ 第3章 バブル―なぜ「崩壊するまで見抜けない」のか/ 第4章 人間の心理バイアス―失敗はパターン化される/ 第5章 CASE1 トランプ・ショックとトランプ・ラリー―予想外が予想外を生む/ 第6章 CASE2 コロナ・ラリーと常勝神話の崩壊―AIと不確実性/ 終章 人生を長期的成功へと導く思考法/ 巻末資料 より詳しく学ぶためのブックガイド

【著者紹介】
田渕直也 : 金融アナリスト、コンサルタント。(株)ミリタス・フィナンシャル・コンサルティング代表取締役。シグマインベストメントスクール学長。1963年生まれ。1985年一橋大学経済学部卒業。日本長期信用銀行(現新生銀行)入行。デリバティブの商品開発、ディーリング業務に従事。2000年よりUFJパートナーズ投信(現三菱UFJ投信)にてチーフファンドマネージャーとして債券運用、ストラクチャード・プロダクツへの投資などを担当。その後不動産ファンド運営会社社長、生命保険会社執行役員を経て2012年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ドルーク

    極端な出来事は、統計的な確率以上に起こりやすい。それは、人の恐怖などによる自己増幅的フィードバックがあるため。ランダム性や、複雑な事象を予測することは困難なことは踏まえた上で、多くのことを試し、失敗は受け入れること。失敗を受け入れて損失を最小に抑えることが大事。しかし、人間にはそれが難しい。自己を正当化したり、恐怖により間違ったり、バイアスのかかった判断をしてしまう。しかし、そのようなメカニズムを理解することで、大きな損失を防ぎ、トータルの得失点差を良くするような考え方を心がけたい。

  • そろけん

    不確実性の本質について金融史に残る代表的な恐慌を例に解説されている。不確実性へどのように備えることで大きな失敗を未然に防ぎ長期的な人生の安定性をもたらす事が出来るか解かれており非常に有益であった。不確実性の本質が「ランダム性」と「フィードバック」の2つの源に分けて説明されており、特に後者は初めて聞く興味深い内容であった。大恐慌など稀な出来事の発生確率が正規分布のように減少せずにべき分布のように頻繁に発生するという指摘には納得。コンセンサスと逆方向にこそモノゴトは大きく動く裏には人々の焦りや恐慌があるという

  • kuu

    これを読むと人の心理バイアスはビジネスと相場では逆に働く事がよく理解できるように思った。相場では失敗パターンとなる自信過剰と自己正当化バイアスはビジネスでは絶対に必要だしそれがないと人はついてこない。ビジネスがうまい人は相場で失敗する、という理由が理解できた。成功するのはたまたまであり、成功例ではなく失敗例から学ぶこと、最悪事態を想定して準備をしておき、失敗したときは過去ではなく今を基準に損切りすること、はビジネスでも相場でも共通事項と思うので、肝に命じたいと思う。再読したい良著でした。

  • のり

    勉強になる。"未来=既に起きた未来+不確実性"既に起きた未来とは、日本はこれから少子高齢化が進むという予測可能な未来のことをいい、不確実性とは予測不可能な未来のことをいう。人にできることは、この既に起きた未来を知るための努力しかできない。不確実性に関しては、結果が結果を呼ぶ連鎖により、良いことも悪いことも自己増幅的に増えるため対処することは不可能である。そのため、既に起きた未来に関しては最善の努力をしつつも、不確実性に関しては、環境の変化に合わせて失敗も許容できるぐらいの柔軟さで向き合うことが必要となる。

  • みかん。

    ブラウン運動が学問的にこんな具合に発展していたのが感慨深いです。

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