Product Details
ISBN 10 : 4434363654
Content Description
韓国映画の奥深さに迫る、知的で刺激的な映画エッセイ集。ポン・ジュノやパク・チャヌクら著名監督の代表作はもちろん、知られざる佳作にも目を向けながら、韓国映画に込められた歴史的記憶や社会の断層、人間の情念を丁寧に読み解く。
著者は、映画を単なる娯楽としてではなく、韓国という国の過去と現在を映し出す“鏡”として捉え、作品の背後にある分断の歴史、暴力の倫理、家族のかたち、ジェンダー意識などを深く掘り下げる。
韓流ドラマや映画に親しむ読者にとって、なじみのある作品が新たな意味を帯びて立ち現れるはず。
文化研究や映像メディア教育に関わる教員・学生にとっても、作品分析の視点や素材として活用しやすい内容であり、学術と一般読者を橋渡しする一冊となっている。
韓国映画を通して社会を読み、世界を捉え直す視座を得たい読者にぜひ手に取っていただきたい。
【著者紹介】
田村紀之 : 1941年京都生まれ。一橋大学経済学部卒。同大学院博士課程修了後、立正大学、東京経済大学、東京都立大学を経て、2000年より二松学舎大学国際政治経済学部教授。東京都立大学名誉教授。専門は理論経済学、経済政策、アジア経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
