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米中通貨戦争 -「ドル覇権国」が勝つのか、「モノ供給大国」が勝つのか

田村秀男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784594093914
ISBN 10 : 4594093914
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan

Content Description

目次 : 序章 米中通貨戦争が始まった/ 第1章 貿易戦争から通貨戦争へ/ 第2章 救世主、武漢発新型コロナウイルス/ 第3章 香港掌握の狙いは金融覇権/ 第4章 ウクライナ戦争とペトロ人民元/ 第5章 デジタル人民元の虚と実/ 第6章 行き詰まった高度成長モデル/ 第7章 習近平3期目の焦燥/ 第8章 ハイテク戦争/ 第9章 チャイナマネーに呑み込まれる日本/ 最終章 人民主帝国にどう立ち向かうか

【著者紹介】
田村秀男 : 産経新聞特別記者・編集委員兼論説委員。昭和21(1946)年、高知県生まれ。昭和45(1970)年、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業後、日本経済新聞社に入社。ワシントン特派員、経済部次長・編集委員、米アジア財団(サンフランシスコ)上級フェロー、香港支局長、東京本社編集委員、日本経済研究センター欧米研究会座長(兼任)を経て、平成18(2006)年、産経新聞社に移籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    かつて社会主義国ソ連は、ドルによる通貨覇権を握ったアメリカに経済戦争で敗れて崩壊した。大量破壊兵器を増強しても、自国民や友好国を養うマネーが得られなかったのだ。ソ連の敗因を学んだ中国は世界へのモノ供給大国となることで人民元をドルに匹敵する通貨に押し上げ、アメリカに匹敵する強国たらんとした。その努力は一定の成果を上げたが、習近平は自分が対米勝利を確定する野心に駆られたのか、ソ連同様の軍事強化路線に走った。中国のバブル崩壊が叫ばれる昨今、米中の通貨戦争が本物の戦争に移りかねない現実に日本の覚悟が問われている。

  • 特盛

    評価3/5。金融、情報・サービスといった、直接生存に関係ない、触れない、どうでもいいビジネスで世界に君臨するアメリカ。食糧、機械、エネルギーといった、触れる、フェイタルなカテゴリを握り世界を伺う中国とその仲間達。なんだかとてもきな臭いし、我々の世界の足元の危さを感じる。

  • くものすけ

    米中通貨戦争という言葉は勉強不足でまったく聞き慣れない言葉でした。本書を読むうちに米中の対立構造が極めて良く理解出来るようになりました。池上彰の「そういうことだったのか」シリーズの様でした。人民元発行の基盤が貿易黒字、直接投資で中国に入って来る米ドルだったというのも驚きの事実でした。中国を「モノ供給大国」=「世界の工場」なのでその通りですが、改めて納得! 田村秀男氏の著作は分かり易いので他の本も読んでみたくなりました。

  • つかず8

    オーディブル。経済発展した中国は、米国のドル覇権を崩してデジタル人民元を基軸通貨として通貨覇権を手に入れたいと考えている。通貨覇権と言っても単純な経済力だけでなく、軍事力、情報戦、半導体、エネルギー等といった、結局は総力戦の枠踏みの一つと印象を持った。中国は独自の経済発展をしてるかと思いきや、ドルの債務も世界最大で中国自体もドル経済に依存している面もある。近隣諸国のインフラ開発にお金を貸して、返せなくなったら強制的に借り上げる所謂債務の罠で奪い取った地域を人民元経済にしていく。

  • らふぃん

    E難しい。1割も理解できてない。 元は変動性ではなく、ドルに依存している。 日本お金大量にすってもインフレにならないのは、海外債権になってる。アメリカに供給からの中国に供給。中国が台湾欲しがるのは半導体。

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