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イラストでまなぶ!用兵思想 近世・近代編

田村尚也

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784798624655
ISBN 10 : 4798624659
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「用兵」――兵を用いる方法はいかにして発展したのか?

■『近世・近代編』である本書は、ナポレオン戦争後に生まれ現代の軍隊にも大きな影響を残した2人の戦争思想家――クラウゼヴィッツとジョミニの思想を軸として、近代ヨーロッパの戦争(普墺戦争、普仏戦争、第1次世界大戦、第2次世界大戦)における用兵思想の変化を読み解いていく。

●用兵思想の萌芽、そして現代において軍隊における用兵思想の軸となっている「ドクトリン文書」とは何か。
●クラウゼヴィッツとジョミニ、2人の思想がどのようなものなのか?そして、現代にどのように影響を与えているのか。
●クラウゼヴィッツの思想を受け継ぎ、軍事大国として飛躍した18世紀のプロイセン王国。それを支えたモルトケの思想とは。
●中墺の大国となったドイツが東西二正面の戦いに備えて立案した「シュリーフェン・プラン」。それはどのような思想的背景を持って生まれたのか?また、なぜ第一次世界大戦で対フランス攻勢は頓挫したのか。
●未曾有の犠牲者を生んだ塹壕戦。大戦初期の運動戦から、動きのない陣地戦へと移行した理由は何だったのか? そして塹壕戦のなかで培われた砲兵や歩兵による戦術の発展と限界。
●戦車の登場による運動戦への回帰。そして第二次世界大戦の(いわゆる)電撃戦への発展。

著者:田村尚也
コミック:ヒライユキオ/イラスト:湖湘七巳

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著書「用兵思想史入門」(作品社)をもとに...

投稿日:2021/06/11 (金)

著書「用兵思想史入門」(作品社)をもとに、動画「ミリタリー通信大学」で行われた第1期「講義」を入門書にまとめたものです。わかりやすく、続刊にも期待したいです。

一郎 さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 無重力蜜柑

    ナポレオン戦争から第二次世界大戦までの用兵思想の本。ライトでコンパクトだが分かりやすい。特にナポレオン戦争以後から第一次世界大戦までは、前後の時代と比べて扱った本が少ない気がする(歩兵、砲兵の具体的な協働なんかは特に)ので助かる。「思想」と付いているように用兵はソフトの問題だが、近代以降のその発展はハードに規定されて来たのが印象的。産業革命による軍隊の大規模化に対応して生まれた参謀本部と委任戦術、歩兵火力の増大と砲兵火力の精密化で生まれた浸透戦術と戦闘群戦法、自動車と戦車と航空機を組み合わせた電撃戦。

  • サケ太

    過去の事例や人物を上げつつ、用兵思想、戦術について解説される。現代にも引き継がれている考えも多く、興味深い。現代編も楽しみな所。

  • 頭飴

     用兵思想×基礎。近世・近代の用兵思想についてイラストを使って分かりやすく解説されていた。ドクトリン、ジョミニ、クラウゼヴィッツからWWT、WWUの歩兵戦術や砲兵戦術、機甲戦術についてなど基礎的な理解を深めることが出来た。続刊の現代編が待ち遠しい所。

  • noko

    軍事関係は全くの素人の私。しかしロシアによるウクライナ侵攻を受け、他人事とは思えず、勉強することに。この本はイラストがあり、わかりやすい。クラウゼヴィッツは戦争に絶対なんてないと言った。モルトケの時代のドイツの地図を見ると、まぁぐちゃぐちゃに色んな国がある。戦争はカリスマの時代から、組織力の時代になった。第一次世界大戦は当初、パッと終わるであろう戦いだったはずが、各国の先手必勝の思考で、戦争は大きく拡大してしまった。読んでいてわかるところと、わからない軍事用語があった。まだまだ私には勉強が必要だった。

  • かえるー@いくさ人

    表紙の可愛いイラストに良い意味で裏切られる、かなり本格的な用兵思想の入門書でした。 「クラウゼヴィッツやリデル・ハートの思想に触れたいけど、いきなり著作を読むのはちょっと・・・」と考えていた私にとってとてもマッチしておりました。 エパミノンダスの「重点」の着想に始まりグデーリアンが着目した「作戦テンポ」にまで続く、用兵思想の歴史を豊富なイラストと読みやすいフォントと緻密な解説で学ぶ事ができました。 第一次世界大戦の西部戦線における両軍の知恵の絞りあいがこんなにも濃密だったとは自分の糧になりました。

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