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ISBN 10 : 4911029250
Content Description
千葉県流山市に残された古文書から、関ケ原の敗者の末裔が記した歴史を読み解く――
慶長5年(1600)、「天下分け目」となった関ケ原の戦いで徳川家康に破れた石田三成。勝利した東軍は、佐和山城を落城し、その後、城主・石田三成は斬首された。
『佐和山落城記』は、石田三成の重臣であり忠臣であった山田上野之助の子孫が書き残した、佐和山の落城を描いた古文書である。ここには、落城に至る経緯から、山田上野之助の息子・隼人がどのように佐和山城から逃れたのかまで、詳しく描かれている。昭和10年(1935)、千葉県流山市東深井の古い蔵の中から発見され、当時の新聞でも大きく取り上げらる。その後、東京大学史料編纂所で調査研究もなされた。
勝者である徳川が残した、栄華を誇示する歴史ではなく、表舞台から姿を消した敗者による貴重な文書の現代語訳と影印を掲載。資料発見に至る経緯などを仔細にまとめた解説も付す。
【著者紹介】
田村哲三 : 1938年茨城県つくば市生まれ。1957年誠文堂新光社入社、主に営業、広告宣伝、マーケティング部門を担当。誠文堂新光社、博文館新社、法学書院で営業代表歴任。現在「NPO法人流山史跡ガイドの会」理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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