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ISBN 10 : 4910522093
Content Description
蒸気機関車の乗務員になりたい――終戦直後、農作業を手伝う少年は田んぼを驀進する機関車に毎日、手を振り続けた。念願叶い、20歳でSLの助士となった著者。本書では、技術を磨きながら機関士としての自立を目指した若年時代、高い運転技術を身につけ模範的な機関士となった中堅時代、孤高の機関士として著名列車の牽引を担ったベテラン時代、長年のノウハウを試行錯誤しながら後任に伝授した指導者時代のそれぞれについて、著者自身が集めた膨大な記録を紐解きながら活写。さらに勤務体系や給与体系、職能階級、組合活動、機関士養成プロセス、人材登用システムなど、全盛期の国鉄の内情・内実を伝える記述も満載。令和2年に引退した伝説のSL機関士による、後世に遺すべき日本鉄道史・国鉄史検証史料としても貴重なノンフィクション自伝!
【著者紹介】
田村力 : 昭和17年(1942)、群馬県安中市生まれ。19歳で国鉄に入社し翌年に機関助士として高崎第一機関区に配属、26歳で機関士となる。国鉄民営化後、JR東日本に採用され、昭和63年にはD51 498号機復活イベント列車「ダイヤ改正記念号」を牽引運転。平成2年より埼玉県北部観光振興財団に出向し、秩父鉄道でSLを運転。その後、中央研修センター動力車乗務員養成室勤務となり、電車運転士やSL機関士の養成に取り組む。平成14年にJR東日本を退職。以降、秩父鉄道のSL機関士育成に携わり、平成28年より東武鉄道の嘱託社員となり、SL復活運転やSL機関士の自社養成準備を行い同社のSL復活に尽力。令和2年に東武鉄道を退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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