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ISBN 10 : 4840626081
Content Description
飛鳥時代の王宮「飛鳥宮」や周辺の空間構成に注目し、文献史学・考古学・建築史学の第一人者が集結し論究した、学際的研究の集大成!
舒明天皇から持統天皇による藤原京遷都まで、天皇の居所であり政務・儀礼の場となった飛鳥宮とその周辺について、最新の発掘調査を踏まえ複眼的に検証!
●飛鳥時代の王宮
舒明天皇(在位629〜641)の飛鳥岡本宮から、694年に持統天皇(在位686〜697)が藤原京に遷都するまで、王権の中心となった飛鳥宮。中大兄皇子らによって蘇我入鹿が殺された乙巳の変(645年)など、飛鳥時代の大事件の舞台となったこの王宮とその周辺では、現在も発掘調査が積み重ねられ、多くの成果を得ている。
●世界文化遺産候補の中核遺跡
2024年9月、文化庁は2026年の「世界文化遺産」への登録を目指し、「飛鳥・藤原の宮都」を国内候補として、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)に推薦することを決めた。飛鳥宮跡はその中核の構成資産である。重要な遺跡として注目される飛鳥宮について、現在までの研究の到達点を示した、飛鳥宮研究の集大成。
●学際研究の集大成
飛鳥宮とその周辺での発掘調査を踏まえ、文献史学・考古学・建築史学の研究者が一堂に会し、3つの学問分野から複眼的に検証。
●天皇を頂点とした律令国家の象徴
飛鳥宮が、大陸から導入された空間構成とそれ以前からの固有の空間構成とを共存させ、東アジアからみても独自の空間を作り上げていたことに注目、古代天皇の象徴である王宮から古代東アジアの情勢をも読み解いた、古代史研究必読の書。
【著者紹介】
田島公 : 東京大学名誉教授・奈良県立橿原考古学研究所特別指導研究員・京都府立京都学・歴彩館京都学振興課京都学特任研究員。日本古代史・日本目録学・京都学
海野聡 : 東京大学大学院工学系研究科准教授。日本建築史・文化財保存
鶴見泰寿 : 名古屋大学大学院人文学研究科教授。日本古代史・歴史考古学・博物館学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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