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仕事の報酬とは何か 人間成長をめざして Php文庫

田坂広志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569670669
ISBN 10 : 4569670660
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
July/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あなたは、何のために働くのですか? こんな問い掛けに、あなたならどのように答えるだろうか。

 生活をしていくお金を稼ぐため。しかるべき地位に就きたいから。こんな答えが返ってきそうだ。しかし著者はいう。「何のために働くのか」という、この問い掛けと、その答えにこそ、今後の長い人生を左右するような、大きな意味が込められていると。

 給料や収入、役職や地位は、たしかに働いた結果得られる「報酬」に違いない。ところがこれらは、使ってしまえば無くなる報酬であり、その仕事を離れれば失ってしまう報酬である。しかし著者は、目には見えないが、一生失うことのない「最高の報酬」がある、と説く。

 それは、仕事という作品の創造を通して得られる、技術の熟練、人との出会いと学び、完成の喜び、その結果としての「人間的成長」であるというのだ。

 『なぜ、働くのか』に続く、好評の書籍講話第二弾は、人生を深く静かに見据えた新人生論である。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 藤枝梅安

    田坂さんの本3冊目。今回は「師匠」を得るためには「驕った心を捨てる」ことという言葉が印象に残った。田坂さんは「操作主義」を激しく批判している。相手を自分の思うように動かすのではなく、自分のほうから相手に歩み寄り「共感」することを説いている。また「志」と「野心」の違いにも言及し、「志」が仲間への共感の根幹と位置付けている。最後に、「仕事の報酬は人間的成長」であり、それは後に続く人たちに受け継がれていく最高にして唯一の報酬と結んでいる。部分的に大げさな言い回しもあるが、筆者の熱い思いが伝わってくる。

  • d2bookdd

    本書の"報酬"に同意していた/同意したい気持ちと、しかし同意すると逆に茨の道になるのでは無いか?との気持ちが入り混じっているのが、正直な感想です。今後も、考えて行きたい。

  • シカマル

    仕事から何を得るのか。目に見えないものにこそ目を向けよ、と教えられる。働く心構えを改めて正された感覚。印象に残ったワード『私淑』、『あの方は、良き仕事を残された』、『心の生態系』。

  • Taizo

    仕事の報酬には2種類ある。「結果として与えられる報酬」と「自ら求めて得るべき報酬」だ。収入や地位といった前者も無論大事だが、筆者は後者こそ仕事の報酬とするべきだ、と主張している。では「自ら求めて得るべき報酬」とは何か?筆者はそれを「能力」「仕事」「成長」の三つにあるとする。「能力」は仕事を通して身に付く実践的な力、「仕事」は仲間と残す作品、「成長」は仲間との仕事を通した人間的成長と言うようにまとめている。 身につけるためには「私淑」と「反省」、この二つが大事だと筆者は異なる本でも繰り返し主張している。

  • J.M.

    自分の残した仕事は「作品」という考えに、勇気付けられた。また、経験だけが豊かなマネージャーからは「見識」が伝わってこないという記述があり、自分自身がやってきたことを一般化するとどのような見識が得られるか、と都度反省しなければと思った

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