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人は、誰もが「多重人格」 誰も語らなかった「才能開花の技法」

田坂広志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334038564
ISBN 10 : 4334038565
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人は、誰もが、心の中に「幾つもの人格」を持った「多重人格」です。
しかし、通常は、仕事や生活の状況や場面に合わせて、
その「多重人格」の中から、ある人格を選び、働き、生活しています。

しかし、自分の中に隠れている「幾つもの人格」に気がつき、
それらに光を当て、意識的に育て、
状況や場面に応じて適切な人格で処することを覚えるならば、
自然に「幾つもの才能」が開花していきます。

それゆえ、自分の中に眠る「幾つもの才能」を開花させたいと思うならば、
自分が意識していなかった「幾つもの人格」に気がつき、
その「多重人格のマネジメント」を行うことが不可欠です。

「多重人格のマネジメント」を行うことによって、
「多様な才能」が開花していきます。

◎目次(一部を紹介)

第一話  人は、誰もが「多重人格」

話術の要諦は「人格の切り替え」
「多重人格」のミュージシャンとアスリート
一流の経営者は、昔から「多重人格」
「多重人格」とは、精神の病ではない
「才能」の本質は「人格」
仕事に求められる「複数人格」の切り替え
メールの書き方で分かる「人格切り替え能力」
電話一つも「多重人格のマネジメント」の修業
企画会議のノウハウは「人格」の使い分け

第二話  「表の人格」が妨げる才能の開花

「深層意識」が萎縮させる能力
「自己限定」が抑えてしまう才能
「潜在意識」を変えられない真の理由
「無意識の言葉」の持つ怖さ
「性格診断」の真の意味
「天才」の姿が教えるもの

第三話  「隠れた人格と才能」を開花させる技法

誰の中にも「すべての人格」が潜んでいる
人格は「変える」のではなく「育てる」
誰もが持っている「リーダーシップ人格」
「師匠」とは、同じ部屋の空気を吸え
「苦手な仕事」で開花する人格と才能
イチローの「苦手の投手」
「適性検査」の落し穴
心の中に育てるべき「静かな観察者」
「匿名」の自己表現に現れる「別人格」
「他者への嫌悪」の本質は「自己嫌悪」

第四話  「豊かな人間像と人間性」を開花させる技法

「教養」という言葉の真の意味
「文学」の時代から「映画」の時代へ
「映画」から「人間像」を学ぶ技法
「人間性」が開花する三つの理由
「エゴ・マネジメント」と「静かな観察者」
「小我」から「大我」へ、そして「無我」へ
「志」や「使命感」を抱いて生きる

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著者
田坂広志(たさかひろし)
1951年生まれ。
74年、東京大学卒業。81年、同大学院修了。工学博士(原子力工学)。
87年、米国シンクタンク・バテル記念研究所、客員研究員。
90年、日本総合研究所の設立に参画。取締役等を歴任。現在、同研究所フェロー。
00年、多摩大学大学院の教授に就任。社会起業家論を開講。
同年、21世紀における知のパラダイム転換をめざす、グローバル・ネットワーク・シンクタンク、ソフィアバンクを設立。代表に就任。
03年、社会起業家の育成と支援を行う、社会起業家フォーラムを設立。代表に就任。
08年、ダボス会議を主催する世界経済フォーラムのGlobal Agenda Councilのメンバーに就任。
10年、4人のノーベル平和賞受賞者が名誉会員を務める世界賢人会議・ブダペスト・クラブの日本代表に就任。
11年、東日本大震災と福島原発事故の発生に伴い内閣官房参与に就任。
13年、全国から1800名の経営者やリーダーが集まり、「スーパージェネラリストの7つの知性」を学び、「多重人格のマネジメントによる才能開花の技法」を修得する場、「田坂塾」を開塾。
14年、『知性を磨く − 「スーパージェネラリスト」の時代』(光文社新書)を上梓。 著書は、国内外で80冊余。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 5 よういち

    人は皆、深層心理の部分まで含めると複数の人格をもつ『多重人格』である。それを自覚しているかしていないか。才能の本質は人格であるから、自分の知らない人格を認知し、育てることで、新しい才能が芽生えると説く◆氏の著書はこれで5冊目だが、これまではマジメで現実的な話しが多かった。もちろんこの本もマジメに書かれているのだが、これまでとは切り口が随分違う気がする。現実的に夢を叶えていく方法なのかもしれない。まずは疑わずに取り組んでみるのも良いだろう◆人格は変えず、新しい人格を育て、使い分ける。/自分の心に静観者を作る

  • あちゃくん

    平野啓一郎さんの「私とは何か」に思想的に近いなと思いました。ただ、平野さんのが生きづらさをどう回避するかに焦点があたっていたのに対し、こちらのほうがよりポジティブな側面に光を当てているなと感じました。

  • 読書ニスタ

    明るくて話しが好き、真面目でコツコツといった生まれつきの性格のようなものから、研究者、営業、マネージメント、経営者などの職業、あるいはダビンチのようなトップクラスのマルチな才能まで、人の可能性には、多面的な(あえて無限の、とは言わない)広がりがあることを説いた一冊。誰だって職場のロール(役割)があり、社会や家庭でのロールもある。 悪人を演じる時はその善人性を、善人はその悪人性を演じる。自分を見つめる静かな観察者をおく、など、名言いただきました。田坂さんの本は初めてでしたが、ちょっと亜流かなと思います。

  • きいち

    経営の先生からの「自己の多元化」肯定論。社会学や物語論、心理学文脈で考えてきたけれど、そうか、この文脈もアリなのか。ここでの多重人格という言葉は「多キャラ」に近いけれど、苦手なキャラも演じていくことで新たな自己を育てるという考え方はなるほどと思う。多元化に罪悪感を感じてしまう自責志向の人も多いけれど、この克己的な感じだったらきっと受け入れやすいのではないだろうか。◇才能はまた別じゃないの?と思うけれど、でも、苦手だからと近づかないのとトレーニングのつもりでやるのとでは、しばらくしたら大きな違いがでるよね。

  • hk

    自分の中にある嫌な性格を変えようとする人々は後を絶たない。だが往々にしてそれは頓挫する。本書では「性格とは変えるものではなく育てるものだ。だから嫌いな性格を残しながら、まだ芽生えていない新たな性格を開花させるように努力するべきである。また自分のなかの嫌いな性格は、同じ性格を持つ他者の気持ちを推し量る際に必要となるので抑圧するべきでない」というニュアンスで解説を加える。そして多様な性格を熟成させることで、相手の気持ちを察することが可能になる。即ちそれは共感力(相手の姿を自分の姿のように感じる力)の強化だ。

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