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歌舞伎で日本文化論 伝統的思考法「見立て」「やつし」「もどき」

田口章子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784639029922
ISBN 10 : 4639029926
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan

Content Description

日本文化において特徴的なのが創造の際の発想方法である。本書ではその基本構造を多くの歌舞伎作品の検証によってその精神性を解明し、日本人に引き継がれてきた発想法の分析を通して日本文化誕生の原点に迫ろうとしている。

【著者紹介】
田口章子 : 京都芸術大学教授。博士(日本語日本文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KUMYAM@ミステリーとSF推し

    ややお硬めで読みにくさはあるけど面白い視点で歌舞伎の「世界」についての理解が深まった。

  • お抹茶

    歌舞伎独特の技法をキーワードと作品例を使って説明する。歌舞伎初級者向け。傾城は理想的で完璧な女性像。歌舞伎を流行の最先端である大衆的なエンターテインメントにしたのが「もどき」。降臨した神の本質を人間界で表現した「見立て」,人間界において神の本質を身分差として表現する「やつし」,人間界において神の本質を滑稽化・平易化する「もどき」が芸能化の三段階。芝居でやつした人物の落差が大きいほど効果を発揮するのも,「やつし」の本質が神と人間の身分差を表現するから。文楽と同じ作品でも,生身の人間ならではの独自性がある。

  • Go Extreme

    転換して現実化 見立て: 女形の身体・役柄 やつし: 助六 平維盛 狐忠信 もどき―作者の方法: 仮名手本忠臣蔵〜太平記の世界 もどき―役者の方法: 仮名手本忠臣蔵・五段目 二重の構造を読み解く 見立てー降臨した神の本質を人間界で表現: 女神の身体化 やつしー人間界において神の本質を身分差として表現: 神が人間にやつした記憶 もどきー人間界において神の本質を滑稽化・平易化: 脚本の原型は神祭りの進行予定表 世界をおもしろく俗化 型は神 型と創造の日本文化: 現代にもみられる伝統的思考法 伝統は創造の源

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