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日々翻訳ざんげ エンタメ翻訳この四十年

田口俊樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784860114558
ISBN 10 : 4860114558
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

訳書200冊の名翻訳家が自身の訳書を読み直し、翻訳人生最大の危機からチャンドラー新訳での大発見まで、40年間のエンタメ翻訳界を振り返る!

目次 : 1章 ミステリー翻訳者(第1回 ジョン・ウィンダム「賢い子供」の巻 だるまに助けられる!/ 第2回 ローレンス・ブロック『泥棒は選べない』の巻 泥棒バーニイ×ジョン・レノン×ニューヨーク!/ 第3回 ウェイド・ミラー『罪ある傍観者』の巻 「が」と差別語が多すぎる!/ 第4回 ローレンス・ブロック『聖なる酒場の挽歌』の巻 数字の話あれこれ/ 第5回 アン・タイラー『アクシデンタル・ツーリスト』の巻 めざすべき翻訳とは?/ 第6回 マイクル・Z・リューイン『刑事の誇り』の巻 頑固親爺とおやじギャグ/ 第7回 エルモア・レナード『マイアミ欲望海岸』の巻 和臭か、無臭か、洋臭か。/ 第8回 クレイグ・ライス『第四の郵便配達夫』の巻 名物編集者との超肩こり初仕事/ 2章 昨日のスラング、今日の常識(第9回 チャールズ・バクスター『世界のハーモニー』の巻 現在形は悪魔の囁き?/ 第10回 ネルソン・デミル『チャーム・スクール』の巻 翻訳人生最大のピンチ!?/ 第11回 フィリップ・マーゴリン『黒い薔薇』の巻 YOUに“こだわる”/ 第12回 ジョン・ル・カレ『パナマの仕立屋』の巻 またしても翻訳人生の危機!/ 第13回 ボストン・テラン『神は銃弾』の巻 難物中の難物に悪戦苦闘(1)/ 第14回 ボストン・テラン『神は銃弾』の巻 難物中の難物に悪戦苦闘(2)/ 第15回 デイヴィッド・ベニオフ『25時』の巻 映画を見て思わず「あっ!」/ 3章 悪人はだれだ?(第16回 リチャード・モーガン『オルタード・カーボン』の巻 思い出がいっぱい詰まった難物/ 第17回 ジェームズ・M・ケイン『郵便配達は二度ベルを鳴らす』の巻 思い焦がれた名作の新訳!/ 第18回 レイモンド・チャンドラー「待っている」の巻 小鷹信光さんと三川基好の思い出(1)/ 第19回 レイモンド・チャンドラー「待っている」の巻 小鷹信光さんと三川基好の思い出(2)/ 第20回 レイモンド・チャンドラー「待っている」の巻 小鷹信光さんと三川基好の思い出(3)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    この筆者の田口さんの訳されたマット・スカダ―シリーズは昔から愛読しています。この本ではご自分の翻訳者としての経験を若いころからの翻訳された作品をもとに1回ごとに訳すのに苦労したあるいは勘違いをしたことなどをわかりやすく書かれています。一種の翻訳に関するエッセイのような感じです。もともとが翻訳者のネットワークに連載されたものだということだからなのでしょう。楽しめます。

  • パトラッシュ

    田口さんの翻訳には長年お世話になってきたが、数々の翻訳本誕生の裏話を開示する本書もまた楽しい。ギャグや造語などをめぐる英文の難しさや人称の訳し分け、編集者との付き合いに仕事上のこだわりなど、学術分野に比べ軽く見られがちなエンタメ本にも多くの苦労があることを教えてくれる。いろいろ調べた挙句に思いがけぬ誤訳迷訳珍訳に発展してしまったり、他では出てこない下訳を使う事情も正直に書くなど翻訳業界本としても読める。作家と直接ファクスやメールでやり取りした文章などは文学研究にも使えるか。翻訳家を目指す人にこそ勧めたい。

  • ずっきん

    ローレンス・ブロックやボストン・テランとのやりとり、翻訳出版事情、はずいとおっしゃる過去の誤訳も若気の至りも赤裸々に語る、エンタメ翻訳四十年。面白かったというより、うわもー、感謝しかない。いや、面白かったんだけどね。実は翻訳者を意識しだしたのは、読メに登録してから。柴田、東江、つまりオースターとドン様以外はストーリーを楽しめればいいんだなんて思ってた。ああ、はずい。あああ、ごめんなさい。ネット環境がなかった頃の翻訳が、どれほど大変だったことか。海外作品は翻訳者とともに語られるべき。値段もね!

  • Panzer Leader

    今日はパラパラめくる程度にしようと思ったが面白くて結局最後まで一気読み。エンタメ翻訳40年を振り返って自分の数々の訳書を読み直してその本のエピソード、誤訳などについて語った回顧録。ローレンス・ブロック以外にも結構翻訳されていて幅広く手掛けていたんだなと今さらながら気付く。自分が翻訳物を楽しめるのも田口さんを始めとする翻訳者さんたちのお陰と感謝感謝。本書といい東江さん、越前さん達一流の翻訳者さんのエッセイって何でこんなに楽しく読めるんだろう。

  • 猿吉君

    超ベテランで大好きな翻訳家さんのエッセイ、出てくる作品みんな読みたくなります!@マットスカダーシリーズやオルタードカーボンが好きなのでハマりました。A翻訳のミスについてはなるほどと思いますが言われなければ判らないので無問題。B数をこなすには下読みしてフィニッシュを自分で、とかもさらりと明かされてます。C他の翻訳家のエピソードが面白い。点数80/100→田口先生の事を知っている人ならかなり楽しめると思います。実は一度会議でお会いしたことがあるのですが、とても優しくジェントルマン、皆様の想像通りの方でした。

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