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保存修復の技法と思想 平凡社ライブラリー

田口かおり

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582769661
ISBN 10 : 4582769667
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

傷つき、色あせた作品に「延命」を施す保存修復の仕事。修復士たちが作品を前に重ねてきた試行錯誤の歴史を豊富な実例と文献から丹念に読みとく。修復されるのは時を経た絵画ばかりではない。公共空間のなかにあって変容しつづけるパブリック・アート、落書きや切り裂きなどの「ヴァンダリズム」を被った絵画、多様な素材から構成される現代美術の作品群への介入は、いかなる思想と技法をもって展開されるのか。

【著者紹介】
田口かおり : 1981年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。フィレンツェ国際芸術大学絵画修復科修了。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は保存修復史、修復理論、美術史。東海大学教養学部芸術学科准教授などを経て、京都大学大学院人間・環境学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Tsuyoshi

    イタリアの絵画修復についての本。細かい技法よりは、修復の方針について多くのページが割かれている。私が興味を持っている分野のためにも大いに参考になった。後半の抽象的な美学の議論にはちょっと辟易したけれど…。

  • mfmf

    ブレンディの修復理論を縦軸、近代の介入四大原則を横軸として絵画の修復について解説している。門外漢だが洗浄、補彩、復元と再生、メンテナンスといった観点から分かりやすく説明されていて面白かった。本書は絵画にフォーカスされており、建築の修復の議論とは線を引こうとしているが、絵画のみにとどまらず、作品と時代性との問題を問う良書だと思った。

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