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お金の不安という幻想 一生働く時代で希望をつかむ8つの視点

田内学

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022520845
ISBN 10 : 4022520841
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

これは、お金の不安から抜け出すための本です
「老後が不安」と投資に走る大学生。
「ママよりも年収の高いパパが偉い」と信じる小学生。
膨らむ“お金の不安”の裏でこれから何が起きるか、
あなたは気づいていますか?

・労働と投資、どちらが報われる?
・お金以外に頼れるものは?
・どうすれば仕事を減らせる?
などの8つの問いから、不安を希望に変える生存戦略を描く。

●本書のキーワード
・焦りを生む空気から、どう抜け出すのか?
・稼いでいる人を真似ても、なぜうまくいかないのか?
・労働と投資、本当に報われるのはどちらか?
・お金以外に頼れるものは何か?
・「お金を稼ぐ人が偉い」と思われるのはなぜか?
・いつまでお金に支配されなければならないのか?
・どうすれば仕事を減らせるのか?
・大人〞の常識は、これからも通用するのか?

●目次
はじめに── どうして、お金の不安が増えるのか?
誰もが抱えるお金の不安
作り出される孤独
不安のカタチは変わってきた
社会を物語のように俯瞰してみる
子どもたちの問いが教えてくれたこと
8つの問い、4つの行動

第一部 整理する――「外」に侵されない「内」の軸
第1話 その不安は誰かのビジネス
――焦りを生む空気からどう抜け出すのか?
増幅される「時間の焦り」
価値観を試す「メロンジュース」の問い
「欲しい」から「買わされる」へ
カネも不安も売る時代
「価格」より「価値」を優先する生き方
「焼きうどん」が教えてくれたこと
その不安は、あなたのものか
コラム1 不安連鎖社会を断ち切るために

第2話 投資とギャンブルの境界線
――成功者を真似てもなぜうまくいかないのか?
「みんな儲かっている」の正体
誰も教えない「儲けのレシピ」
「100億男」の末路と教訓
儲けたお金は誰の財布から?
健全な投資とギャンブルの見分け方
なぜ努力は報われなくなったのか
コラム2 「知らないと損する投資術」は存在しない

第二部 支度する――「内」に蓄える資産
第3話 「会社に守られる」という幻想
――労働と投資、報われるのはどちらか?
「投資をがんばった方がいい」という誤解
あなたをめぐる人材争奪戦
AIに負けないための「観察力」
「会社に守られる」という幻想
支えるのは会社か社員か
「稼ぐ力」の磨き方──仕事から「為事」へ

第4話 愛と仲間とお金の勢力図
――お金以外の何に頼ればいいのか?
カレーに宿る愛と利己心
「選べない村社会」から「選べる仲間」へ
「必ず6を出せる男」の愛され力
共感を生む「自分の不安」
「不安」と「ゴール」の共有戦略

第三部 直視する―― 変えられない「外」の現実
第5話 「あなたのせい」にされた人口問題
――なぜ「稼ぐ人が偉い」と思われるのか?  
現代版アリとキリギリス
「老後の安心」を奪い合う日
バスが来ない、先生もいない
暮らしが壊れる「1100万人の働き手不足」
「1円も稼がないこと」の価値
値上げされた100円は、どこへ消えた?
円安と日本が失った「力」
お金の不安という幻想
コラム3 「ドルを稼ぎ、土地を失う」外貨投資の副作用

第6話 「お金さえあれば」の終焉
――いつまでお金に支配されるのか?
命を奪う「モノ不足」の恐怖
700年ぶりの人口危機――ヒトが制約になる時代へ
「ヒトの制約」を管理する人
ヒトよりカネを優先する構造
経済を回せない巨大ピラミッドの罠
もったいないのは何か?

第四部 協力する――「内」から「外」を動かす可能性
第7話 「仕事を奪う」が投資の出発点
――どうすれば仕事を減らせるのか?
「シイタケ」で読み解く給料アップの秘密
仕事が減るほど豊かになる理由
銀行が隠す「お金が眠る」カラクリ
「投資される側」になる勇気
「守る」ことで失った30年
「奪い合い」と「分かち合い」の選択

第8話 「子どもの絶望」に見えた希望
――大人〞の常識はこれからも通用するのか?
「最近の若者」の正体
歴史を変える非常識な挑戦
「出る杭」が打たれない条件
あなたが社会を変える可能性
危機感という希望


【著者紹介】
田内学 : 社会的金融教育家。お金の向こう研究所代表。2003年東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了後、ゴールドマン・サックス証券株式会社に入社。日本国債、円金利デリバティブ、長期為替などのトレーディングに従事。日本銀行による金利指標改革にも携わる。2019年に退職し、執筆・講演活動を通じて「お金と社会の関係」を伝える活動を始める。『きみのお金は誰のため』(東洋経済新報社)は「読者が選ぶビジネス書グランプリ2024」で総合グランプリを獲得した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ミズグ

    広い話すると自分のことばかり考えてないで社会のこと考えようねって話。

  • 青と緑

    全員読んだ方がいい!と思えるくらいとても大事な事が書かれていた。私たちが漠然と抱いている「お金の不安」の本質。老後までに何千万貯めなければ、と駆り立てられ、どうしたらお金を増やせるか?と躍起になるが、そもそも問題の本質は「人口減少による社会の担い手不足」の方だという。いくらお金を積んでも、そもそも働く人間がいなければどうにもできない。個人が自分のお金を増やすことだけを目指すのではなく、協力し合って社会課題に取り組み、人口減少の解決に向き合うことが大切。核心をついた、今の社会に必要なメッセージだと思った。

  • あつ子🐈‍⬛

    「その洗濯物たたんでくれない?」 「俺はさっきまで仕事してたんだけど」 「外で働いているのは、私も同じでしょ」 ─子どもは「またか」と思いながら、静かに自分の部屋へと逃げていく。 ─さて、ここで問題です。このシーンで一番のクソ野郎は? はい!それは子ども。実体験に則して言わせていただく。私は子どもの頃、父親からママンを守るために全身全霊闘った。ママン守ってやれ。被害者ポジいい加減にしろクソガキ。言っちゃうね。子どもだからって全てを免除されると思うなよ。 …本の感想じゃなくて誠に申し訳ありません。

  • AppleIce

    ポッドキャストで知り、即ポチして読了した本。 田内さんのことはそのタイミングで知ったが、元トレーダーというお金のプロの方が、このようなこと(お金<人)を主張している、という事実が興味深い。 単純に”使わないお金があったら必要な人に使ってほしい”という意図で投資をしているが、それで良かったんだなと繋がった。 それにしても今の時代の日本は”お金”に縛られすぎている人が多すぎるという個人的モヤモヤがある。 ”価値”の種類として”財務的価値”と”意味的価値”の2種類のうち、これからは後者が伸びてくるかもしれない。

  • さいと

    投資の収益は誰かの役に立った報酬と他の投資家がより高値で買うことを期待するお金、(不動産なら家賃と転売)で成り立っている。後者はギャンブルに近いのではないか、という話を動画で見て感心して手に取った。お金の不安とは変化する社会への不安ではないか。人口減少によって経済活動の制約がお金から人に移っていく時代にどう対応するかという話。カネではなく人から経済を見るといえばいいのか、すごく新たな視界が開けるような感じがした。

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