Product Details
ISBN 10 : 4814001916
Content Description
君主が嫡子の生母を殺す中国中世史の謎の意味。中国中世史の泰斗が、ほぼ半生をかけて諸処に散在する史料を再構築して、戦乱の時代が終結するメカニズムを解き明かす。
目次 : なぜ「子貴母死」は制度になったか―部族国家の構造変化が必要とした「歴史と伝統の転換」の苦痛/ 部族解散とは何のための施策だったか(賀欄部族解散問題/ 独孤部族解散問題)/ 代北地域における拓跋と烏桓の共生関係―『魏書』序紀関連史実の解析/ 『代歌』・『代記』と北魏国史―国史の獄の史学史的考察/ 文献にあらわれる代北東部の若干の拓跋史跡の検討/ 拓跋猗盧残碑及び拓本に関する題辞二篇―残碑出土地点についての疑問解明を兼ねて/ 「子貴母死」制度研究の構想について
【著者紹介】
田余慶 : 1924年陝西省南鄭県生まれ(原籍:湖南省湘陰県)。湘雅医学院、西南連合大学で学んだ後、1950年、北京大学歴史系卒業。北京大学文科研究所助教、北京大学歴史系助教・講師・教授、歴史系主任、系学術委員会主席、校学術委員会・学位等委員会委員、国務院学位委員会歴史学科評議組成員等を歴任。2014年12月逝去、享年90
田中一輝 : 1983年愛知県瀬戸市生まれ。2006年立命館大学文学部卒業。2012年京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。現在、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員
王鏗 : 1964年淅江省杭州市生まれ。1985年北京大学中国語文学系卒業。2012年京都大学博士(文学)。現在、北京大学歴史学系副教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
