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米軍式人を動かすマネジメント

田中靖浩

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532320850
ISBN 10 : 4532320852
Format
Books
Release Date
May/2016
Japan

Content Description

日本企業は米軍よりも「軍隊型組織」だった!?
現場の元気を取り戻す「新しい戦いのルール」を教えます!

「先が見えない時代になった」と耳にするようになって、ずいぶん経ちました。
ビジネスでも、軍事・戦争においても、まったく同じ。こうした状況で生き残るために、何をするか。

不安にかられた日本の経営者は、無謀な予算と計画を掲げて、現場を徹底的に締め付けました。
ベトナム戦争で痛い目を見た米軍は、管理を弱め、現場が臨機応変に戦える方法を追求しました。
──結果どうなったか。言うまでもないでしょう。

本書は「軍隊のような組織」であることを捨て、
「消耗戦」から「機動戦」にパラダイム転換を遂げた米軍から学び、
自由に動ける現場をつくり、ビジネスで生き残るための方法を解説します。

「PDCAの呪縛」から逃れ、臨機応変に個人が動くための「OODAループ」
「任せて任さず」の権限委譲を実現する「ミッション・コマンド」
無駄なデータを削ぎ落とし、スモールデータで勝つ「クリティカル・インテリジェンス」
──この3つが、勝利のキーワードです。

生命がかかる軍事の現場で研ぎ澄まされてきた最新理論。
本書を読んで、ぜひ毎日のビジネスに生かしてください。

巻末には、航空自衛隊幹部学校 航空研究センター運用理論研究室 伊藤大輔氏による解説つき。


・敗北したイラク軍と東芝不正会計事件の共通点
・「しょせんパワポ作成部」──経営企画部の嘆き
・LINE前社長の森川氏は、なぜ「計画を発表しない」ことにしたのか
・「戦いに決まり切った型はない」「同じことは2度するな」
・意中の相手を射止める「OODAハート作戦」とは
・野村克也氏の「ささやき戦術」を考える
・テイラー、フォード、マッキンゼーが生み出した「20世紀型管理」
・トマホーク・ミサイル「1発1億円」は本当か?
・公認会計士である著者が「残業代」に注目する理由
・専門学校の経営を苦しくした「おまぬけKPI」
・撃墜王・ボイドが生み出した「OODAループ」
・落語家の「OODA話術」、リッツ・カールトンの「OODA接客」
・1日2時間のみ営業するビールスタンド、その「戦い方」とは?
・現代に甦ったモルトケの「訓令」
・ビジネスと戦争の両方に「データ主義」を持ち込んだマクナマラ
・価格が下落するときに、売上目標を立ててはいけない!
・決定的な経営情報を発見して急成長したネットショップ
・「頑張ったバイアス」によってやめられない赤字事業
・コリン・パウエルが定めた情報の4カ条
・マクドナルドのハッピーセットが生まれた理由
・「情報戦」を制したオークランド・アスレチックス
・いま、米軍で重視される「オペレーショナル・デザイン」とは

プロローグ──湾岸戦争の敗者と勝者

第1章 機動戦経営とは何か?

第2章 OODAで「動く」個人をつくる

第3章 ミッション・コマンドで部下を「動かす」

第4章 クリティカル・インテリジェンスで「動ける」組織を目指す

第5章: D-OODA(ドゥーダ)で戦う機動戦経営

解説 航空自衛隊幹部学校 航空研究センター運用理論研究室 伊藤大輔(航空自衛官)

田中 靖浩(たなか・やすひろ)
田中公認会計士事務所所長。日経ビジネススクール講師
1963年東京生まれ。86年早稲田大学商学部卒業。90年公認会計士試験合格。中央クーパース・アンド・ライブランド国際税務事務所を経て独立開業。主な著書に『良い値決め 悪い値決め』『右脳でわかる! 会計力トレーニング』『実学入門 経営がみえる会計』など。

【著者紹介】
田中靖浩 : 田中公認会計士事務所所長。東京都立産業技術大学院大学客員教授。1963年三重県四日市市出身。早稲田大学商学部卒業後、外資系コンサルティング会社を経て現職。「笑いの取れる会計士」としてセミナー講師や執筆を行う一方、落語家・講談師とのコラボイベントも手がける。近年はスモールビジネスや中小企業の経営サポートに全力投球中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 5 よういち

    日本では管理層が計画を作り、現場で計画がうまく回っているかを管理することが重視されてきた。しかし、この方法だと"予期せぬ変化"への対応が不十分になることがある。よって柔軟に対応する方法として、米軍が武力の消耗戦から、臨機応援に戦う機動戦へとシフトした際に使った意思決定プロセス「OODA」を学ぼうというもの。PDCAが計画通りに物事を進めることを重視するのに対し、OODAは臨機応変さが求められる。◆著者は軍関係者でも経験者でもない。理論のところなのでこんな感じでいいのかな。職種にもよるけど、具体例が欲しい。

  • 西

    会社からの課題図書。なかなかこういうのが多くて読みたいものが読めない…。 内容的には納得する部分もある。上層部は激動の時代の変化を読むことが出来ず、部下は会社や上司のせいにして能動的に動かない指示待ち。 どうやって自分の会社に落とし込むか、どんな良い本でもそこが一番難しい。

  • 中島直人

    (図書館)PDCAからOODAへ。変化の激しい現代社会では、あまりに計画に注力し過ぎる姿となってしまったPDCAは不適。観察を踏まえた方向付けのみ行い、その中で臨機応変に対処することが成功の確率を高める、ということになるか。

  • Kentaro

    ダイジェスト版からの要約 OODAは「観察・方向付け・決心・実行」の流れを繰り返すウーダループです。相手をよく観察してその出方をうかがう。次に何をすべきか、過去の経験や知識を総動員して状況を判断する。この判断によって方向付けが行われる。その上で決心し、実行する。OODAで「動く」兵士を、ミッション・コマンドで動かす指揮をとる。それを繋ぐのが情報です。司令部は、さまざまな情報をもとに作戦を立てつつ、前線の兵士たちに指示を伝えます。「動く個人・動かすリーダーシップ・動ける情報」。これが機動戦経営の3要素です。

  • めいけふ

    OODAを回すのは上場企業にとってかなり難しいだろうな。すぐにPDCAに回帰しそう。そして上場企業にぶら下がる企業もまた辛そう。スタートアップでこういう概念を取り入れていって変えるか、大塚製薬とかメルカリ、マクロミルみたいなユニコーンな会社に期待だなー。

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