Books

未来経過観測員

田中空

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041146378
ISBN 10 : 4041146372
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan

Content Description

冷凍睡眠を使い、遥か先の未来を記録し続ける職業「未来経過観測員」。借金返済のため、未来経過観測員となったモリタは、百年ごとに一度目覚めて人類史を観測することになる。希望に満ちた未来を期待していたモリタだったが、あるとき目覚めた未来で人類絶滅の危機に遭遇してしまう。進化したAIとバイオテクノロジーが生み出した不死身の怪物が地球上を埋め尽くしていたのだ。モリタは、機械の体のポストヒューマン・ロエイと共に地球を離れ、未来の観測を続けながら宇宙に安住の場所を探すことになるのだが……(「未来経過観測員」)。表題作ほか全二作を収録。

【著者紹介】
田中空 : 1975年、和歌山県和歌山市生まれ。神戸大学大学院自然科学研究科物理学専攻修了。漫画家、漫画原作者として活動。2023年にWeb小説サイト「カクヨム」に投稿した初の小説作品が話題となり、同作を表題作として収録した『未来経過観測員』で小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 本の蟲

    超長期睡眠技術が確立され、百年ごとに目覚めて人類の行く末を観測する仕事についた主人公モリタ。AIやポストヒューマンの進化で、わりと早い時期に寿命問題も解決し、観測員の意義もなくなったかに見えたが…。二転三転する予想外の展開。一月の定点観測を終えて眠りにつくモリタと、ページをめくる読者とが「次の百年後はどんなだろう?」という気持ちでシンクロする。元はWEB小説で、作者は奇抜な設定で有名なSF漫画家らしい。同時収録の短編は、絶滅寸前の人類を描いた切ないお話でこちらも好みだった

  • ひさか

    web小説サイトカクヨム掲載未来経過観測員(長編)、書き下ろしボディーアーマーと夏目漱石(短編)の2編を2024年3月角川書店刊。三体世界をも凌駕する時空世界での謎と冒険は衝撃的でハイレベル。文句なしの良く出来た楽しい作品です。短編の方はあまり面白くなかったです。

  • むまもめむ

    『人に想像できることはすべて、ほかの人が実現できる』とは、ジュール・ベルヌの言葉らしい。冒険心をくすぐる数々の物語のエッセンスが、この本からも存分に伝わってきた。やや後向きで受動的な主人公によるこの物語では、『もののあわれ』についても実感することになる。子どもの頃、宇宙の果てについてよく想像した日々を思い出す。風船のように膨らんでいる宇宙は、容器じゃないから膜はないはず。なら『果て』とは?それに『始まり』とは?みたいな。もうひとつの短編も含めて、発想と視点と切り口に驚かされる、心地良い読書体験だった。

  • あきのん

    次の100年はどうなってるんだろう?と毎回想像を膨らませてはそれを超えるスケールの物語が展開されていくので読むのが楽しかった! 読了後に表紙を改めて見ると、エモすぎます……

  • 参謀

    超長期睡眠を使い、百年ごとに一度目覚めて人類史を観測する職業「未来経過観測員」。進化したAI、バイオテクノロジーが生み出したBAI体、ポストヒューマンが登場し、環境がその都度壮大に変わっていく。最後はいまいちだったが、こんな世界になりそうとは思えた。携帯電話からスマホへの移行も短期で、ネット取引、SNSは爆発的に拡大。そしていまや生成AIが生まれ仕事もプライベートもこれまでとかなり違ったことになりそうと思えばね…下手したら100年後に人類はいるのかとも…短編はいまいち…漫画家でもあるそう(絵柄は微妙…)

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items