Product Details
ISBN 10 : 4569848435
Content Description
GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による日本の「経済民主化」は、増税をはじめ今日まで続く緊縮財政策の起源の一つだった。GHQが掲げる緊縮主義に日本の緊縮主義者が相乗りし、経済や社会、文化をめぐる考え方にマイナスの影響を与えてきたのだ。本書は国家を脆弱化、衰退化させる経済思想を、占領期のGHQと日本の経済学者の関係から再考察する。さらにアフター・コロナの「戦後」において、日米欧は中国共産党の独裁・統制主義の経済に対峙すべく、自由主義の経済再生に全力を尽くさなければならない。「100年に1度」の危機を乗り越える方向性を示す。
目次 : 第1章 経済学はいまでもGHQが占領中(新型コロナ危機を戦時経済に例える/ 「戦後」は遠い ほか)/ 第2章 緊縮財政の呪縛(石橋湛山の「小国主義」/ 表裏一体のリフレ主義 ほか)/ 第3章 集団安全保障と憲法改正の経済学(マッカーサーたちのトンデモ防衛論/ 集団的自衛権とは何か ほか)/ 第4章 占領史観にただ乗りする中国と韓国(米国の影、中国の影/ 反民主的・反人権的な動きに「レッドカード」を ほか)/ 第5章 学術会議、あいちトリエンナーレに映るGHQの影(学術会議問題―政府からコントロールされるのは当たり前/ 「学界の民主化」政策の一環 ほか)
【著者紹介】
田中秀臣 : 上武大学ビジネス情報学部教授、経済学者。1961年生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。専門は日本経済思想史、日本経済論。『昭和恐慌の研究』(共著、東洋経済新報社)で第47回日経・経済図書文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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のれん
読了日:2021/07/06
アンコ釘
読了日:2024/09/20
ししとう
読了日:2025/10/26
ashimotake
読了日:2021/11/08
中田有香
読了日:2021/05/07
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