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野蛮と啓蒙 経済思想史からの接近

田中秀夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784876984787
ISBN 10 : 4876984786
Format
Books
Release Date
April/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

社会に文明化をもたらす啓蒙という知性の働きは、なおも野蛮や暴力に直面し、克服できないのが現実である。経済学は、豊かで幸福な生活をいかにすれば実現できるのかという問題に、どのように取り組んできたのか。

目次 : 第1部 ヨーロッパの初期啓蒙(バロック期スペインから啓蒙へ―服従と抵抗/ マリアナの貨幣論―貨幣を操作する暴君は王にあらず/ 一七世紀イングランドのトレイド論争―オランダへの嫉妬、憧れ、警戒/ 重商主義にみる野蛮と啓蒙―「帝国」の政治経済学/ スコットランドの文明化と野蛮―平定から啓蒙へ)/ 第2部 盛期啓蒙―大ブリテン(D.ロッホのスコットランド産業振興論にみる無知と啓蒙/ オークニー諸島の野蛮と啓蒙―改良と抵抗のはざまで/ アダム・スミスの文明社会論―啓蒙と野蛮の諸相/ ジョセフ・プリーストリと後期イングランド啓蒙―奴隷制)/ 第3部 盛期啓蒙―フランス(J.F.ムロンの商業社会論―啓蒙の経済学/ ムロンとドラマール―一八世紀前半フランスのポリスと商業/ モンテスキューと野蛮化する共和国像―共和主義的「文明」理解の盛衰をめぐって/ テュルゴとスミスにおける未開と文明―社会の平等と不平等/ ルソー焚書事件とプロテスタント銀行家―焚書と啓蒙)/ 第4部 啓蒙の終焉と継承(ランゲと近代社会批判―永遠の奴隷制と野蛮/ クリスティアン・ガルヴェの貧困論―文明化のなかの貧困と人間/ ペイン敵ラディカリズム対バーク、マルサス―市民社会における有用性と野蛮)/ 近代文明とは何であったか

【著者紹介】
田中秀夫訳 : 愛知学院大学経済学部教授、京都大学名誉教授。研究テーマ、スコットランド啓蒙、共和主義、経済学の形成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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