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風をとおすレッスン 人と人のあいだ シリーズ「あいだで考える」

田中真知

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784422931166
ISBN 10 : 4422931164
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「自分」とは他者とのつながりからできている。他者との関係が風とおしのよいとき、はじめて「ありのままの自分」でいられるのだ。ところが、その風がなかなかとおらない。なぜだろう―?

目次 : はじめに 「つながり」をゆるめる/ 1章 「私」の中の小さな私たち/ 2章 対話と“間”/ 3章 人への距離/ 4章 物語と焚き火の時間/ おわりに 天使をとおすレッスン

【著者紹介】
田中真知 : 1960年東京都生まれ。作家、あひる商会CEO、立教大学観光研究所研究員、元立教大学講師。エジプトに8年にわたって滞在し、中東・アフリカを旅して回るなかで、コミュニケーションや対話について考えるようになり、あひる商会を設立。著書に『旅立つには最高の日』(三省堂)、『美しいをさがす旅にでよう』(白水社)、『孤独な鳥はやさしくうたう』(旅行人)、『増補 へんな毒すごい毒』(ちくま文庫)ほか多数。『たまたまザイール、またコンゴ』(偕成社)で第1回斎藤茂太賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • けんとまん1007

    人と人の繋がりが強くなったようでいて、実は、薄くなってきているのではないだろうか。表面的な繋がりが最優先され、数だけが追い求められる。結果として、少しのことで切れてしまう。そうではなく、緩めることの意義が説かれている。ふと思い出したのが、ウィーク・タイズ。それが実は、深いつながりになりえるのだと思う。

  • joyjoy

    つながりを断ち切るのではなく、ゆるめる。ひととの間に、自分自身のなかに、風をとおす。心に留めておきたい言葉が多くあり、付箋だらけに。「レコードと恋愛」の「分からないけれど、まずは信頼して動いてみる」。「カメと、期待しないコミュニケーション」の「「期待しない」とは、あきらめではなく、むしろ信頼だ」。など、「信頼」という言葉が特に印象に残った。今の自分に必要なことなのかも。 「たまにはダチョウになってみる」のもいいな、と思う。巻末の作品ガイドもよかった。とりあえず本棚から「真理先生」を出してくる。

  • あまね

    良書です。大切なことを本当に分かりやすくスッキリと伝えられています。沢山のお若い方に読んで頂きたい本ですが、私の世代でも、大先輩方の世代でもハッとすることが沢山あると思います。『あいだで考える』シリーズ、たくさん刊行される予定のようです。追いかけてみようかと思っています。

  • くるり

    朝井リョウの『正欲』に出てくる人物たちに読んで欲しいな〜と読後に思った。特に八重子たち。関係を断絶するんじゃなくて「ゆるめる」。五月病から六月病(?)になったり、社会に疲れすぎて大学も休みがちになってた5月にきちんと読み込んでおきたかった。物語が呪いになるのくだりはとても興味深かった。確かに私も、浪人を経験してからこの「人よりも頑張らなきゃいけない」という気持ちや下克上群像劇に心惹かれすぎてしんどくなった経験がある。関係性も、気持ちも、少しだけでもゆるめて風をとおす。少し生きやすくなった。

  • nchtakayama

    われわれ人類の宿命!それは人間関係の悩み!いつまでやってる!という創造主のツッコミがそろそろ聞こえてきそうなものだが、それに風を通してくれるような、ゆるくて深くてやさしい本。シリーズ創刊の文章もいい。参考文献の紹介も丁寧だ。著者の田中真知さんが風のような人なのだろう。右のような視点を持ちながら書かれた文章は、風になる。「攻撃的な言葉だけが『呪い』になるわけではない。→

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