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旅立つには最高の日

田中真知

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784385365206
ISBN 10 : 4385365202
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

荷物は必要なだけしか持たない。あるものでなんとかする。目的地へ着くことより過程を味わう。人との偶然の出会いを楽しみ、別れを潔く受け入れる。…そんな旅のまなざしで日々と向きあうとき、日常はそのままで旅となり、今日は旅立ちの日となる。アフリカ・アジアへの旅と別れを描いた15編。

目次 : チロはアメリカへ行った/ ジュバの蛍/ 山上の聖地にて/ 靴を闇に放り投げる/ 水浴の午後/ 雨宿り/ イチゴジュースをカイロで/ 砂漠の涸れ谷に眠る/ レファットの告白/ サバンナのざわめき、森の退屈/ 少年は笑わなかった/ マダガスカルの長い一日/ 至福の山/ 光の庭/ 歩く人

【著者紹介】
田中真知 : 作家・あひる商会CEO・立教大学講師。1960年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。1997年、イラク国際写真展にて金賞受賞。2016年、アフリカのコンゴ河を2度にわたって旅した経験をもとにした『たまたまザイール、またコンゴ』(偕成社)で第一回斎藤茂太賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • rosetta

    友人が強く薦めて貸してくれた。絶望的に出不精な自分だけどこの本を読んで旅とは何かを問い直した気分。特に1話目の団地と基地の間にある原っぱのマージナルさに日常と非日常の境が既に旅なのだと教えられた気分。例えば自分が5年間を過ごした札幌での日々は旅だったのかも知れない。自分の家族と高齢バックパッカーを語る重めの最後の二篇を除いて、切なく繊細な感傷が行き届いた文章で語られる。真知さんの文章を読んでいると行ったことのない土地なのに何故か懐かしくなる。ただ自分の嫌いな「無数」と言う言葉を多用するのだけはいただけない

  • アリーマ

    首を長くして待っていた田中真知さんの紀行エッセイ集。今回は自身の家族の話も色々出てきて、濃密なドラマに驚いた。でもやはりアフリカ紀行が秀逸だと思う。飄々とした真知さんの姿は、アフリカの渇いた大地を描く時に一番生きるような気がする。他の作品もそれぞれに素晴らしい。一見淡々と柔らかだが、実は複雑で奥行きのある、しかしやはり素直で優しい風景が行間から広がる。現代の紀行作家としては、日本で一番深みのある美しい文を書く人ではないか?『靴を闇に放り投げる』が特に好き。多くの人に読んでほしい一冊だ。★★★★★

  • PukaPuka

    とても素敵な本でした。本当に素敵でした。ありがとう!

  • maaaaay22

    こういう力の抜けた、しかし他の人なら見過ごすかもしれないところに何かを感じる力のある人の旅の本は本当に好き。家族の話は苦しくなったけど、水津さんの話が面白く、なんかほっとして泣きたいような笑いたいような存在でした。遠さへの憧れ、少年の目、透明な鋳型のような生活の営み。そこにじっといて、生活をすることから見えるものは、携帯を見ていてもきっとわからないな。

  • Takahide✈Yokohama

    本は新しいが旅行時期はかなり昔だなぁ、と思ったら旅行人に載せたエッセイを加筆・再構成したものが殆どとのこと。一つだけで十分一冊になる内容の話が多いので、もっと掘り下げて詳しくした話を聞きたい。なんでこのタイトル?と思ったらあとがきに理由が書かれていました。

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