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異端の植物「水草」を科学する

田中法生

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784860643287
ISBN 10 : 4860643283
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2012
Japan

Content Description

水草はどのように進化して地球上に出現したのか、陸上から水中へ進出するためにどのような能力を獲得したのかなど、最新の研究成果をふんだんに盛り込んで紹介。

目次 : 第1章 水草はどのように進化したのか?/ 第2章 水草はなぜ水中で生きられるのか?/ 第3章 水草はどのように子孫を残すのか?/ 第4章 水草はどのように移動するのか?/ 第5章 人間の生活と水草/ 第6章 滅びゆく水草をどのように守るのか?

【著者紹介】
田中法生 : 1970年、東京都出身。国立科学博物館植物研究部多様性解析・保全グループ研究主幹。筑波実験植物園研究員を兼任。博士(理学)。専門は、水草の進化、分布拡散、遺伝的構造。水草の保全研究にも取り組む。日本では数少ない水草研究者の一人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • とろまつ

    水族館の淡水コーナーでゆらゆら漂う姿を見ると何故だか落ち着くし、見入ってしまう。そんな水草の生態や分布方法、著者の研究成果も交えつつ、水草の置かれている状況など、面白く読んだ。水草は、水生のシダ植物やコケ植物、種子植物のこと。水草の方が先に生まれたように思っていたが、陸生の植物が進化して水の中でも生きられるようになったという流れらしい。水深の深さや目的によって違う種かのように姿を変えたり、水草なのに花粉が濡れると効力を失うものが多かったり、意外な程遠くまで移動したり。水草を身近に感じられる良き本でした。

  • yooou

    ☆☆☆☆★ 一口に「水草」といっているものが複数の種からなるものだったことに驚きました。また実はあんまり「藻類」と見分けがついていなかった自分にもびっくりでした。

  • Teo

    水中の植物について、これまで藻類についてはよく知って来たので種子植物である「水草」について知ろうと思って買った。非常に分かりやすく水草の事を網羅していた。ぼんやりと水中媒による受粉があるのは分かっていたが、花が流されて受粉するのは知らなかった。基本的に種子植物は栄養分は根から取り込むのだが、水草は水中にあるだけあって藻類同様植物体全体で取り込む物もある様だ。

  • えぬ

    タイトルを見て、水草のこと何も知らない自分がいたことに気づかされたので好奇心から衝動買い!植物に興味がある人なら楽しめること間違いなし。水草とはどういうものかという基礎的な話から最先端の研究や保全活動まで幅広く載ってます!水草アクアリウム、部屋につくりたくなるほど水草にはまりました笑

  • 竜王五代の人

    クジラのように水中に戻った維管束植物の本。工夫はいろいろあるが、いろんな種があるということは、結局、進化的にそんなに大変というわけではないのだろう。気になるのは沈水植物。陸上出身ならではの、複雑な体制のメリットはあるのだろうか? その点、極めて単純化しながら、水藻にはマネできない水面という場所を占めたウキクサのほうが魅力的。

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