「トヨタ流」現場の人づくり トヨタ元生産調査部部長が明かす

トヨタ生産方式はあくまで考え方と仕組みであり、それを動かすのは人である。製造課長、生産調査部部長、物流管理部長と、トヨタの現場の本流を歩んできた著者が「トヨタ流」モノづくりと人づくりの真髄を語る。

目次 : １章　トヨタ生産方式の誤解を解く（誤解だらけの「トヨタ生産方式」/ トヨタ生産方式が機能するために　ほか）/ ２章　トヨタ生産方式の根底に流れる思想・哲学（持てる力を十分に出させること/ 会社と刑務所の違い　ほか）/ ３章　目からうろこのトヨタ生産方式（「流れ」をつくるとは/ 在庫低減は、現場にとっての背水の陣　ほか）/ ４章　トヨタ生産方式は人づくり（トヨタ生産方式を自社に導入するための条件/ モノをよく見・よく考える社員に変えていく　ほか）/ ５章　元気を出そう、日本のモノづくり（ものつくり大学設立の趣旨/ 製造部技術員室　ほか）

【著者紹介】
田中正知 : １９６７年３月名古屋大学大学院工学研究科航空学コース修士課程修了。１９６７年４月トヨタ自動車工業株式会社へ入社。８月高岡工場へ配属。１９８０年８月田原工場へ異動。１９９３年１月本社生産調査部部長：協力メーカーへのトヨタ生産方式の指導と改善。特にグループ内全車両生産工場に組立工程管理システムを展開。１９９５年１月本社物流管理部部長。経団連輸送委員会内「企画部会委員」「物流効率化ワーキング委員」、日本ロジスティクスシステム協会ＣＬＩＰ「企画運営委員会・副委員長」など、国土交通省港湾局・海事局・道路局関連委員会委員などを経験し、２０００年１１月ものつくり大学開設に伴い社命により製造学科へ転籍。研究テーマ：Ｊコスト論（管理会計に時間軸を入れる新しい試み）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）