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現代アート10講

田中正之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784864630573
ISBN 10 : 4864630577
Format
Books
Release Date
March/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

デュシャンにはじまり3.11以降の日本の美術まで、10のアプローチによる現代アートの新たな読み解き。

目次 : 1 美術作品とそうでないもの―デュシャン、ポップ・アート、クーンズ/ 2 メディウムの探求―ミニマリズムとポストミニマリズム/ 3 抽象表現主義と絵画、あるいは絵画以上のもの―ポロック、ニューマン、ロスコ/ 4 コンセプトが前景化するとき―コスースから始める/ 5 美術における身体表象とジェンダー―眼差しの権力とフェミニズム・アート/ 6 アート&テクノロジーの様相―メディア・アート、マクルーハン、パイク/ 7 現代アートと写真―アプロプリエーションの時代からティルマンスまで/ 8 現代建築を語るために―モダニズムと5つの建築をめぐって/ 9 現代工芸とデザインの地平―クレイワークとうつわ/ 10 ポスト3.11の美術―美術と社会はどう関わるべきか

【著者紹介】
田中正之 : 1963年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。1990‐95年ニューヨーク大学美術研究所に学ぶ。1996年より国立西洋美術館に勤務。2007年より武蔵野美術大学に准教授として勤務、2009年より教授。2011年より15年まで同大学美術館・図書館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 冬鹿

    分かりやすくて面白い。 ◆デュシャンやクーンズの講義は、ボードリヤールの消費の考え方からソシュールの記号論など哲学的要素を多く含んでいて美術も哲学に繋がるのかと感心した。物の考え方ってあらゆる分野と繋がる。 ◆セラの傾いた弧のコンセプトは興味深かった。「一見中性的に見える土地区画も歴史を遡ればかならず、略奪、排除、専有といった暴力的な過程を持っている。例えばマンハッタンの先住民レナペ族にとって連邦広場はそもそも連邦の土地ではない。」人類は陣取り合戦をいつやめられるのか。

  • Musigny

    現代アートを学びたく手に取りました。1mmくらい理解が深まった気がします

  • doji

    ムサビのテキストとしても使われてるとのことで、知らずに読んだけれど現代アートをめぐる諸問題を10の視点から俯瞰できてとてもいい本だなと思った。日本では地域とアートの問題と、そこに関係性の美学論争があって、震災以降というおおきな流れのなかで、現在の気候変動という世界的なうねりもあり、考えることはやまほどあるし、そこにアートが示すことができることはもっとあるだろうと思う。

  • 伊野

    現代アートを読み取る「視点」、「考える観点」を養うことを目的とした本。10講がそれぞれ別の人によって書かれているが、表現等に統一感があり読みやすい。本書を足掛かりにして、より詳しい内容に分け入ると理解が深まりそう。なお戦後日本における現代アートの発展については軽く触れられているのみ。

  • 現代アートの表現を見つめ、何を問題提起しているのかを考える本。現代アートは「問題提起」を進めることでそれまでの「美術」とは異なる様相を呈しており、読み解くまでに一苦労するのがそのハードルの高さとなっているが、この入門書は作者の意図を基に話を展開し、当時の状況や、そこに至るまでの美術史の流れを解説しているので分かりやすい。取り扱っているジャンルも、絵画や写真から建築・工業製品まで幅広く、ひとまず、現代アートはどこを見れば良いのかを身に付けられる。何より体験できるのが、現代アートの良いところだと思った。

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