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戦艦大和海魔砲撃 クトゥルー・ミュトス・ファイルズ 改訂版

田中文雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784798830162
ISBN 10 : 479883016X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

外宇宙から襲来した魔性の存在に気づいたのは、ナチス・ドイツだった。海軍大将カナーリスは、1908年、シベリアに落下した隕石こそこれらの船であり、今は東シナ海の底に潜伏していると日本に告げる。海中でしか生きられぬ彼らは、地上を侵略すべく、新たな“仲間”の到来を待ちわびているのだ。その日は1945年4月7日。空中で彼らを撃破できるのは、戦鑑“大和”の46センチ砲しかない。だが、日本は太平洋戦争への道を歩み、魔物たちの暗躍も始まる。真珠湾、ミッドウェー、レイテ沖海戦、ガダルカナルの悲劇―彼らの存在に気づいた山本五十六大将も古賀大将も死んだ。そして、運命の日、“大和”は沖縄特攻に出動する。天より降る魔を迎え撃つ巨砲。海底の魔物を斃すべく“大和”には驚くべき仕掛けが施されていた。

【著者紹介】
田中文雄 : 早稲田大学「ワセダミステリクラブ」に所属した。在学中の1963年、『宝石臨時増刊昭和38年度新人中篇力作10人集』に短編『白い翼の郷』が掲載された。その後映画会社に入社し、怪奇SF映画を製作する。1974年『夏の旅人』で作家デビューしファンタジー、ホラー、架空戦記など多数の作品を執筆。2009年、脳出血のため67歳で死去

菊地秀行 : 1982年『魔界都市“新宿”』(朝日ソノラマ)でデビュー。作品ジャンルはSF、本格ホラー、バイオレンス、ファンタジー、伝奇と幅広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 海猫

    史実を押さえた上、ドキュメントタッチの語り口で読ませるので、まず戦記小説として面白い。さらにSFホラー的な要素をしれっと交えて描くので、奇想の部分まで異様なリアリティーを醸し出して読ませる。戦闘シーンも程よくあるから(これは菊地秀行の書き足しの効果だと思う)、その意味でも楽しかった。しかし、読み終わると日本軍を影から翻弄した「やつら」が暗躍するもう一つの戦史が見えてくる。これがなんとも薄気味悪い感触で、ホラーとしての読み応えも大いにあった。

  • NEED LESS

    シベリアのツングースカ大爆発が実は外宇宙からやってきた邪悪な生命体の船であり、それを知ったナチスの海軍大将カナーリスは日本海軍の米内光政に協力を求める親書を送る。海魔によって撃沈されたUボートの遺体からそれを回収した日本海軍は、その存在を知り戦いを挑む。切り札は戦艦大和の46センチ砲。しかし、宇宙からの魔物たちも世界を手中に収めんと山本五十六や古賀峯一らを襲う。果たして大和の辿る運命は如何に。 ミリタリーの知識は全くありませんが、緊迫感は伝わってきます。本書冒頭のラヴクラフトとニャルの件は笑ってしまった。

  • とら

    とかくデータの羅列になりがちな「戦記」ものに宇宙的恐怖に近似した敵を与えることによって特徴付けたのが本作。そこに、菊地秀行が加筆し、その敵が深海に潜む「あれ」である事を,戦闘シーンの面白さに加え、フィットさせた。#艦これ 的にもお勧め。なにせミッドウエーからスタートですぞ。

  • カマー

    戦艦×クトゥルフ物 同じ題材の「邪神艦隊」を思い出すが、あちらは完全な架空戦記だったがこっちはより史実に沿って書かれており日本軍が敗退した戦いその都度にクトゥルフの影が見え隠れし作者の後書きにもあるような「日本軍の足を引っ張った奴がいた」ことが本当にあったかもしれないと思ってしまった なお最終章の大和の勇姿は必見で思わず涙がでるほどかっこよく切なかった

  • nur1202

    菊地が書いた方よりこっちの方が面白かったです。(^^; ちゃんと実際の戦争に基づいているし、話もホラー色が濃いし。 あまり名指しでクトゥルーに触れてないところも好印象。 最後の派手なところが菊地が手を入れた部分のようですが、やっぱりちょっと浮いてますな。

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