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落語と歩く 岩波新書

田中敦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004316428
ISBN 10 : 4004316421
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

旅の道づれに、落語はいかが?「八っつぁん」「喜ぃやん」になったつもりで落語の舞台を歩いてみると、昔と今が行きかう東京や大阪の姿が見えてくる。落語書籍を渉猟し全国のゆかりの地を訪ね歩いている著者による、落語フィールドウォークのすすめ。地名のもつ文化的重要性に気づかせてもくれる、蘊蓄と愛惜にみちたエッセイ。

目次 : 序章 小石も名所/ 第1章 ちょこっと落語と歩こう/ 第2章 ぐぐっと落語と歩こう/ 第3章 まだ見ぬ落語をたずねて/ 第4章 三遊亭圓朝と人情噺/ 第5章 失われゆくもの 残す力

【著者紹介】
田中敦 : 落語名所探訪家。速記本を中心に落語書籍約1300冊とその内容をウェブサイト「はなしの名どころ」に掲げ、落語のまつわる数千の地名情報を記録している。著書『落語九十九旅―全国落語名所ガイド』(岩波書店)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 姉勤

    落語の舞台となった土地を実際、歩く。現代現在は変わってしまっているが、当時の縁を見つける楽しさもある。道中の紹介としては、下谷の山崎町を出まして〜で始まる、「黄金餅」の言いたてが有名だが、歩ける範囲だけでなく数日の道中を交通機関を使って廻るアイデアなど自己流、自由さもある。東京落語、上方落語双方の代表的演目の中からピックアップし、徒歩や交通機関を使って移動し見どころや所感を載せる。巻末の演目に関する地名一覧に、近所の地名を見つける、しかも円朝作。ヒマとカネがあるなら、「九州吹き戻し」を実際やってみたい。

  • Syo

    たまぁ〜に 掘り出し物があるので、 懲りずにチャレンジ するんだけれど…。 今回も むにゃむにゃむにゃ。 ってことで。

  • 浅香山三郎

    「落語名所探訪家」といふ謎の肩書きを持つ著者による、異色の落語本。落語に出てくる地名を訪ねる(オーソドックスな)まち歩きのやうな文章が続くのかなと思いきや、さにあらずで、新作落語「切符」を巡るマニアックな乗り鉄の話になつたり、速記の分析や人情話の未知の世界へ分け入つたりもする。なかなかクセがあるので、落語の初心者(?)といふよりは、ある程度落語の知識がある人が読んだ方が味読できるやうに思つた。 何冊かに分けて書けるネタを一気に使つてゐるやうにも思へて、確かに労作だと感じた。

  • imagine

    想像を遥かに超えた本だった。この書を片手に、落語に出てくる地名を訪れてみたくなるのは序盤だけ。その先は、落語に登場する地名に人生を捧げた著者の壮絶な熱量がある。遠出をした先で、その場所が将来聴く落語に出てこないかと心配になるというのだからよっぽどのものだ。巻末の資料も凄い。地名以外にも、圓朝の語り口が言文一致体の手本になったなど、落語について新たな発見があった。

  • じんべえざめ

    ◎【書評】個人的には新書大賞に匹敵する。文句なしに面白い。著者がどれほど落語を愛しているか。日本一の落語通による落語旅ガイド。寄席が3倍楽しくなること間違いなし。

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