Books

検証国立大学法人化と大学の責任 その制定過程と大学自立への構想

田中弘允

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784798914466
ISBN 10 : 4798914460
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

追い込まれる大学、未来に向け創造しよう、真の自主性を。3人の元国立大学学長による、「国立大学法人化」の歴史検証と未来への提言。2004年に始まった国立大学法人化は、文系学部(大学院)の廃止・転換問題や、競争的資金をめぐる大学間の競争・淘汰による格差拡大、若手研究者の不足など、自由な学問機関としての大学の役割を奪っている。90年代後半の法人化をめぐる論議に現職として関わり、法人化後も大学運営の現場にあって、問い続けてきた元学長の経験・観察・分析を通して国立大学法人化制度のもつ本質に鋭くメスを入れ、自主性・自律性を重んじたこれからの大学のあり方を提言する渾身の一冊。

目次 : 国立大学の今日/ 第1部 国立大学法人制度はいかに形成されたか(国立大学法人法の制定過程/ 国会審議が明らかにしたこと/ 国立大学法人制度の検討 ほか)/ 第2部 法人化で国立大学はこう変わった(大学の運営組織とガバナンス強化/ 中期目標・計画、年度計画/ 国立大学法人評価の制度と機能 ほか)/ 第3部 損なわれた大学の自主性・自律性(追い込まれる大学の現実/ 大学の「自主性・自律性」を問う/ これからの国立大学―ポスト法人化を目指して)/ 特別寄稿 戦後七〇年の夏に想う(福島大学名誉教授・吉原泰助)

【著者紹介】
田中弘允 : 1934年生まれ/鹿児島県・奄美市/元鹿児島大学長(1997年〜2003年)・同名誉教授/文科省「調査検討会議」目標評価委員会協力者(2002年〜2003年)/地方国立大学長研修会代表世話人/第156国会文部科学委員会参考人/内科学/医学博士

佐藤博明 : 1935年生まれ/北海道・八雲町/元静岡大学長(1997年〜2003年)・同名誉教授/第1期中期目標期間暫定評価・達成状況判定会議委員(2008年)/宇都宮大学監事(2004年〜06年)/福島大学監事(2006年〜10年)/会計学/商学博士

田原博人 : 1936年生まれ/島根県・益田市/元宇都宮大学長(2001年〜2005年)・同名誉教授/福島大学監事(2010年〜12年)/福島大経営協議会(2008年〜10年、12年〜現在)、福島大学学材選考会議(2008年〜10年、13年〜現在)/電波天文学/理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ホシ

    教育組織論の講義で「大学法人制度下での学長に求められるリーダーシップ」についてレポートを書くことになり読みました。国立大学が法人化されて16年。その功罪がまとめらた良い本です。大学法人化は”体力の無い大学は潰しちゃえ”っていう国の思惑なのか?と勘ぐってしまいたくなる内容。大学の”自主性・自律性”を標榜しつつ、その実は運営費交付金をえさに大学運営を国の方針に誘導しようという姿勢に官僚たちの狡猾さを垣間見る思いでした。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items