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田中小実昌哲学小説集成 I

田中小実昌

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120058790
ISBN 10 : 4120058794
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan

Content Description

田中小実昌 生誕100年記念刊行

『ポロポロ』から『アメン父』へ――。
幼少期、従軍、復員ののち東大哲学科入学。
米軍基地のアルバイトで暮らし、翻訳家、小説家となって後も、コミさんは哲学に関心を持ち続けた。
映画館への途中で、バスの旅で。カバンに忍ばせた文庫本に、文句と注釈をつけながらも読み続ける。
そんな日々が、いつしか「小説」となる‥‥。

「哲学」「宗教」「小説」の三位一体のかんけいの謎を追究し、著者晩年の代表的シリーズとなった「哲学小説」を初集成(全三巻)。
第I巻は『カント節』『モナドは窓がない』。
巻末に対談を付す。

(刊行予定)
2025年1月 第II巻(『なやまない』『ないものの存在』) *第I巻と同時刊行
2025年3月 第III巻(単行本未収録短篇集)

【著者紹介】
田中小実昌 : 1925年、東京生まれ。小説家・翻訳家。東京大学文学部哲学科中退。79年、「浪曲師朝日丸の話」「ミミのこと」で直木賞を、『ポロポロ』で谷崎潤一郎賞を受賞。2000年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 踊る猫

    見晴らしが悪いというか、どの短編もいったいどう転ぶのかまったくわからない。その先の読めなさはしかし、なんら「デタラメ」と思わせられずむしろ「スリリング」と思えるのだから不思議だ。明晰な思考能力と洒脱な文章によって繰り広げられるコミさんの世界は、論文やエッセイにも分類できるけれどそれでいてそうしてクレバーかつ事務的に片付けるには妙に収まりが悪く、読み終えたあともどこか異様な余韻を残す。コミさん特有の断言を嫌いあることにシミジミとこだわる思考の生理は、結果としてこんなスルメのような「小説」を編み出してしまった

  • cochou

    ライプニッツ理解のキッカケになることを期待したが、よくわからなかった。 哲学で神のことを考えるというのが新鮮だった。 巻末の対談は柄谷行人・平岡篤は距離感があって今ひとつ。井上忠は自分でどんどん話を展開していて面白い。

  • takao

    ふむ

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