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田中小実昌哲学小説集成 III

田中小実昌

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120059032
ISBN 10 : 4120059030
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan

Content Description

田中小実昌 生誕100年記念刊行

『ポロポロ』から『アメン父』へ――。
幼少期、従軍、復員ののち東大哲学科入学。
米軍基地のアルバイトで暮らし、翻訳家、小説家となって後も、コミさんは哲学に関心を持ち続けた。
映画館への途中で、バスの旅で。カバンに忍ばせた文庫本に、文句と注釈をつけながらも読み続ける。
そんな日々が、いつしか「小説」となる‥‥。

「哲学」「宗教」「小説」の三位一体のかんけいの謎を追究し、著者晩年の代表的シリーズとなった「哲学小説」を初集成(全三巻)。
第III巻は「カント通りまで百メートル」(1982)から「LAにいるのかな」(1997)まで、単行本未収録作品14篇をまとめる。
〈解説〉佐々木敦

[全巻構成]
第I巻 『カント節』『モナドは窓がない』(全11篇所収)/巻末対談:柄谷行人/平岡篤頼/井上忠
第II巻 『なやまない』『ないものの存在』(全10篇所収)/巻末対談:池内紀+堀江敏幸/保坂和志+石川忠司
第III巻 単行本未収録作品集(全14篇所収)/解説:佐々木敦

【著者紹介】
田中小実昌 : 1925年、東京生まれ。小説家・翻訳家。東京大学文学部哲学科中退。79年、「浪曲師朝日丸の話」「ミミのこと」で直木賞を、『ポロポロ』で谷崎潤一郎賞を受賞。2000年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 踊る猫

    これがコミさんの脳内だったのかな、と思わされる。女人に向けられる憧憬(なんだかセックス以前の児戯のような?)と、ハードな哲学書からとりとめなく派生・脱線する思考。それらが次から次へと「ポロポロ」こぼれ落ちる。そして、たぶんだけどコミさんにとっては「低俗なエッチと高尚な哲学(をめぐる矛盾と融合)」なんて図式は脳内になかったはずだ。エッチも思弁も映画も散歩も酒も、コミさんの脳内ではほどんど(いや「まったく」?)同等の強度をともなって存在しておりそこに優劣なんてありえなかったのでは、と。おそるべき自由さの産物だ

  • takao

    ふむ

  • 荏苒 byn

    解説によると 小説が読めなくなって 哲学書 になったという。 哲学書情報のあるとエッセイという書。西田幾多郎が良く出る。 ベルクソンは ナチスの 時代に 病を 押して出かけて 行って ユダヤ人の登録を済ませた後に 窮乏して死んだP 190 。 積読して余裕ができてから 全巻真面目に読んでみたい。

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